直前のお知らせです。学生企画ネットワークの学生さんたちが主催・準備しています。
「元学生」「気持ちは学生」のみなさまもぜひ参加してください。
・日時 2017年12月3日(日)
13:30 開場 14:00 開会
・場所 PLP会館(大阪 環状線天満・地下鉄 扇町駅下車 徒歩5分) アクセスはこちら
・冊子代 一般 500円 学生 300円
チラシPDFはこちら
学生企画ネットワークのMLでの呼びかけを、大阪アクションの責任で一部省略・短くして見出しをつけた文章を以下掲載します。
(原文 長文のため趣旨を損なわない範囲で短くさせていただきました)
主催者の学生の皆さんの思いをぜひ共有したいです。
☆12月3日 私たちは沖縄米軍基地問題の集会を開くことにしました
さて今回僕たちは12月3日、大阪扇町駅の近くにあるPLP会館という場所で沖縄米軍基地問題の集会を開くことにしました。沖縄の辺野古や高江にある米軍基地建設反対運動にかかわっている人の話や辺野古や高江を訪ねた現在がきネットで活躍している学生たちの報告による集会です。
米軍基地問題、あるいは基地建設反対運動をする人たちについて、皆様がどれほどの関心をもちどのような意見を持っておられるかは僕にはわかりません。しかしこの問題を深く知っているわけではないという人も今回の集会ではささやかではあるけど、確かなことを知ることができると思います。それは基地建設に反対する人の「視点」です。
☆沖縄で生きて運動する人たちの「視点」を知りたい
基地建設に反対する人たちは、動画では残念なことに(あくまで僕からみればということですが)礼節と熟考を欠いたコメントと共に映し出されます。その残念なコメントに辟易しながらも知らず知らずのうちに反対運動に従事する人たちを自分とは遠い存在に見えてしまうことはあると思います。どんなに自分なりに「客観的」に考えたとしても。
今回はそのコメントを投げかける(あるいはそれと共有する)立場とは反対の立場の視点を知ることができる集会となっています。今回話をされる翁長さん(沖縄県知事の翁長さんのことではありません。沖縄の女性の議員です。念のため)今でこそ反対の運動に関わっているものの最初は反対運動をしている人たちに対して「あの人たち、なんであんなことをしているのだろう」と思っていたそうです。沖縄でもこれだけ認識の距離があるのですからましてや本土と沖縄、さらにコメントを投げかける者と投げかけられる者の間に大きな心理的な距離があるのは当然です。基地の近くで生活するということはどういうことなのか、反対運動をしながらどんな生活をしているのか、ネット上で書かれているように日当手当をもらって生活をしてるのかしていないのか・・・そういう「視点」を知ることにより立場による距離を縮めることができると思います
☆「シカタナイ」に抗する
「視点」以外に知ることができるもう一つのことは「シカタナイ」に抗する姿勢です。沖縄の問題に関心があるかどうか関係なく、皆様の人生の中でも様々な問題に直面されていると思います。労働や差別の問題などメディアが取り上げている社会問題に直面している方もいればそれらに該当されない問題とぶつかっておられる人もおられると思います。「社会問題をシリアスに考える」というのはただでさえ大変な日常生活の中で、重い荷物を抱えているのに更なる重荷を加えられるような憂鬱や、なんとか周囲と足並みをそろえているのに自分だけ足に重い鉄球をつけられる不安を持つということもあると思います。そしてそれを他人にうまく語ることは困難です。
確かに問題というのは向き合うと重いものですし、どんな社会問題でもそれを取り上げた書物が大抵一冊や二冊ではすまないように根深いものです。例えば人間の尊厳や生命を損なうブラック企業の経営者もまた、厳しい運営の打開策が見つからずに苦しんでいる場合があるように。僕たちはそのような多くの根深い問題に囲まれて「シカタナイ」と思ったり思わされたりしながら生きることを余儀なくされます。
傍から見ればその抵抗はまるで勝ち目のない戦いのようにも見えますし、柔軟性を欠いた不器用な抵抗にも見えます。うまく行政を利用して生きるという知恵も(それを知恵と呼ぶならばの話ですが)あるのにどうしてそういう抵抗を試みるのかとも思えたりします。それでも反対運動という抵抗をやめようとはしません。多くの「シカタナイ」に囲まれながらも彼らは長い間運動を続けています。
僕たちは、反対運動をする人たちを真似ることはできないかもしれませんが、「シカタナイ」に取り込まれない姿勢を学ぶことはできるかもしれません。
☆好奇心だけで十分です
長々と書かせていただきましたが、ご多忙の生活の中で、皆様の都合がつき、ご来場くださったのならばこちらとしては喜ばしい限りです。
集会に参加する際に沖縄問題について何か必要な知識はほとんどありません。好奇心だけでじゅうぶんです。
「元学生」「気持ちは学生」のみなさまもぜひ参加してください。
・日時 2017年12月3日(日)
13:30 開場 14:00 開会
・場所 PLP会館(大阪 環状線天満・地下鉄 扇町駅下車 徒歩5分) アクセスはこちら
・冊子代 一般 500円 学生 300円
チラシPDFはこちら
学生企画ネットワークのMLでの呼びかけを、大阪アクションの責任で一部省略・短くして見出しをつけた文章を以下掲載します。
(原文 長文のため趣旨を損なわない範囲で短くさせていただきました)
主催者の学生の皆さんの思いをぜひ共有したいです。
☆12月3日 私たちは沖縄米軍基地問題の集会を開くことにしました
さて今回僕たちは12月3日、大阪扇町駅の近くにあるPLP会館という場所で沖縄米軍基地問題の集会を開くことにしました。沖縄の辺野古や高江にある米軍基地建設反対運動にかかわっている人の話や辺野古や高江を訪ねた現在がきネットで活躍している学生たちの報告による集会です。
米軍基地問題、あるいは基地建設反対運動をする人たちについて、皆様がどれほどの関心をもちどのような意見を持っておられるかは僕にはわかりません。しかしこの問題を深く知っているわけではないという人も今回の集会ではささやかではあるけど、確かなことを知ることができると思います。それは基地建設に反対する人の「視点」です。
☆沖縄で生きて運動する人たちの「視点」を知りたい
基地建設に反対する人たちは、動画では残念なことに(あくまで僕からみればということですが)礼節と熟考を欠いたコメントと共に映し出されます。その残念なコメントに辟易しながらも知らず知らずのうちに反対運動に従事する人たちを自分とは遠い存在に見えてしまうことはあると思います。どんなに自分なりに「客観的」に考えたとしても。
今回はそのコメントを投げかける(あるいはそれと共有する)立場とは反対の立場の視点を知ることができる集会となっています。今回話をされる翁長さん(沖縄県知事の翁長さんのことではありません。沖縄の女性の議員です。念のため)今でこそ反対の運動に関わっているものの最初は反対運動をしている人たちに対して「あの人たち、なんであんなことをしているのだろう」と思っていたそうです。沖縄でもこれだけ認識の距離があるのですからましてや本土と沖縄、さらにコメントを投げかける者と投げかけられる者の間に大きな心理的な距離があるのは当然です。基地の近くで生活するということはどういうことなのか、反対運動をしながらどんな生活をしているのか、ネット上で書かれているように日当手当をもらって生活をしてるのかしていないのか・・・そういう「視点」を知ることにより立場による距離を縮めることができると思います
☆「シカタナイ」に抗する
「視点」以外に知ることができるもう一つのことは「シカタナイ」に抗する姿勢です。沖縄の問題に関心があるかどうか関係なく、皆様の人生の中でも様々な問題に直面されていると思います。労働や差別の問題などメディアが取り上げている社会問題に直面している方もいればそれらに該当されない問題とぶつかっておられる人もおられると思います。「社会問題をシリアスに考える」というのはただでさえ大変な日常生活の中で、重い荷物を抱えているのに更なる重荷を加えられるような憂鬱や、なんとか周囲と足並みをそろえているのに自分だけ足に重い鉄球をつけられる不安を持つということもあると思います。そしてそれを他人にうまく語ることは困難です。
確かに問題というのは向き合うと重いものですし、どんな社会問題でもそれを取り上げた書物が大抵一冊や二冊ではすまないように根深いものです。例えば人間の尊厳や生命を損なうブラック企業の経営者もまた、厳しい運営の打開策が見つからずに苦しんでいる場合があるように。僕たちはそのような多くの根深い問題に囲まれて「シカタナイ」と思ったり思わされたりしながら生きることを余儀なくされます。
傍から見ればその抵抗はまるで勝ち目のない戦いのようにも見えますし、柔軟性を欠いた不器用な抵抗にも見えます。うまく行政を利用して生きるという知恵も(それを知恵と呼ぶならばの話ですが)あるのにどうしてそういう抵抗を試みるのかとも思えたりします。それでも反対運動という抵抗をやめようとはしません。多くの「シカタナイ」に囲まれながらも彼らは長い間運動を続けています。
僕たちは、反対運動をする人たちを真似ることはできないかもしれませんが、「シカタナイ」に取り込まれない姿勢を学ぶことはできるかもしれません。
☆好奇心だけで十分です
長々と書かせていただきましたが、ご多忙の生活の中で、皆様の都合がつき、ご来場くださったのならばこちらとしては喜ばしい限りです。
集会に参加する際に沖縄問題について何か必要な知識はほとんどありません。好奇心だけでじゅうぶんです。