大人になる娘へ送る言葉 ~君を心から愛する父より~

僕は君のお父さんになった。君の成長の記録とともに、君の人生の半歩先を行く僕の学びを将来の君に送る言葉としてここに記すよ

芯を持つということ

2019年01月14日 | 日記
娘へ、

今日は芯を持つということがとても大事なことだというのを伝えたいと思う。

自分と価値観の違う人と接していく中で、自分のぶれない価値観をもつということは、一見頭が固いように思う印象があるかもしれないけど、それは違うんだよ。

「この人は素敵な人だな」と思われる人は、多くの場合自分の価値観を持っていて、さらに思いやりのある人なんだ。

なぜなら多様な価値観が混在する環境はどうしても回避できないよね。

みんな違う親の元で育って、違う環境を生きて、違う夢を持ってるんだ。

それは将来君にかかる周りからの期待も色々なものがあると思う。

でもその全てに応える必要もないし、全てをないがしろにすることもない。

君は君で、君が大事にするものを中心に前に進めばいいんだ。

でもここで大事なのは自分勝手にはならないこと。それは、周りにもよく耳を傾け、相手の気持ちを察するということだ。

相手が望まない答えも、時には君の価値観に照らし合わせて言わなければいけないだろう。

その時には明確に君の価値観を伝え、相手の期待には応えられないんだけど、君が相手の価値観も尊重していることもしっかりと伝えるんだ。

そのぶれない姿勢が、君の芯であり、君の魅力になっていくはずだ。

無理に相手に合わせても、それは君らしさを失うだけで、君の魅力も半減するし、君自身が自分を嫌いになるだろう。

そして何より「合わせること」はやさしさでも何でもないんだ。それはお父さんの経験からも切実に感じることだ。

お父さんは君にそうなってほしくないよ。「自分の芯 + 思いやり」で魅力のある人になってほしい。

芯を持って、やさしく、つよく。大きな心をもってほしい。

父より