京都が好き 写真が大好き by たにんこ

長く写真をやってると 
聞こえないものまで 
聞こえてくるんだな

春 春 春 Ⅱ

2009年04月03日 13時36分18秒 | Weblog
27日 醍醐寺から祇園へ。

醍醐寺を出た頃は 夕方4時過ぎで 日も傾き始めてた。
降りた駅が 出口を間違えて…祇園まで結構歩いた。
白川・巽神社辺りで 再び撮影開始だ。
6時近く 巽神社直ぐ傍に有る桃次郎へ行き 暗くなるのを待つ事にした。
理由は2つ。
疲れてるから休む為と 桜も咲いていて しかも灯篭が有ったから 
夜になれば綺麗だろうと。
しかし この日の温度は4~5度だと 後から聞いて分かった。
おれなんか薄着だったから 醍醐寺辺りから寒かった。
祇園・桃次郎に入った時 写真は全滅だろう…という事を実感してたんだ。
何故なら カメラ上部に有る液晶を 一々見ながら設定なんかしていられない。
つまり ファインダーを覗きながら設定を素早くする…それを練習しながら撮影したからなんだ。

銀塩…フイルム…カメラ時代 キャノンの1シリーズを使っていた。
勿論 内臓ストロボは無い。
1を3台 3を1台使ってた。
どれもこれも 今現在の1Dシリーズと同じ位い 操作は似ている。
が…あまりにも年数が経っているから 慣れが必要だった。
何でそう言う事をするんだ?
と 思う奴もいるだろうな。
あのな ファインダーを覗きながら設定して撮影する って事は 
被写体から目を離さない…って 事なんだ。
被写体に何か有った場合 設定途中でも 何かしらの設定で撮影は可能だ。
もしシャッターが切れなかった場合でも 被写体の一部始終を見ていられるからだ。
この方法は 田舎の写真屋に居た時に 結婚式 入学・卒業式 運動会…etc
それらの失敗で それ以来 徹底的に毎日練習した。

以前にも書いたが プロって言う奴らは 天気によっても設定を変える。
色温度と言う物が有るからだ。
それとは別に 常識を変えて撮影したりもする。
ショッチュウ観光客や中・高校生に「撮影御願いしますでありんす」
と頼まれる。
渡されるカメラは 全てコンデジだった。
何気に設定を見ると 顔マークかPモードになっている。
おれは こそっと山マークに変える。
顔マークやPモードでも良いが 会社・機種によっては 背景がボケる事が殆どだ。
山マークだと 背景までくっきりと写せるんだよ。
山マークが無い場合 絞り優先で絞って撮ってやる。
当たり前だ。
当たり前の事なんだ。
東寺をバックにして 記念撮影…
その時 東寺がボケてたら台無しだし 思い出も可愛そうだ。
そういう風にして 撮影している。
常識的な事 能書きを鵜呑みにして撮影…それはそれで 否定はしない。
でもな 写真って言う厄介な物は だからこそ非常識な事をやらないと
面白くないんだよな。