京都が好き 写真が大好き by たにんこ

長く写真をやってると 
聞こえないものまで 
聞こえてくるんだな

光と影~東寺で生きていた猫たち ニャンコ病院へ行く

2022年09月15日 23時15分02秒 | Weblog



ニャンコ達が病院に行く日 まだまだ時間が有るので東寺へ。
八島殿に行くと ちょびやニャンコ達が大勢居て カリカリのおじちゃんと缶詰のおばちゃんも居る。
カリカリのおじちゃんは おれを見るなり挨拶もそこそこで「これお宅のだろう?」
そう言いながら 折りたたんだ傘を出した。
カリカリのおじちゃんが八島殿に入ると 大勢のニャンコ達が 傘の下に集まってたという。
おれは訳を話した。
カリカリのおじちゃんと缶詰のおばちゃんは それこそニコニコ笑顔で「家族になったんだ」
と 喜んでくれた。
話を聞くと 実はあの母親猫は 本当の親では無いと言う。
健気で面倒見が良く お乳が出るからあの子猫達の面倒を見ている と。
この話を聞いて 驚くばかりだった。
傘の下に集まってた理由は…
おれが八島殿でしていた事を ニャンコ達が祭壇の下の石垣から 覗いていたのでは?
そして 好奇心の塊のニャンコ達が 傘の下に来ていた…と言う説だった。
これから病院に行くと言うと 「家族を大切にね」と言われた。
そしてもう一言「あんたもその腕 診てもらいなよ」と。
有刺鉄線に手を突っ込んだ右手は 紫色に腫れていた。
動物病院に行くと それこそ色々診てくれて 感謝で一杯になった。
先生が「この白いニャンコは 3日ぐらい入院させたいのですが?」
おれは 快くOKした。
すると先生は「一人じゃ可哀そうだから こちらの茶トラも一緒に」と。
そして「費用は一人分で結構ですよ」と言ってくれた。
おれの右腕の事情を知っているし その3日の間におれが病院へ行く事も想定し
ニャンコ達を預かる為だ。
ニャンコ達二人を 家族に迎えて良かったよ。
白い目ヤニだらけのニャンコ 治れば良いな。

追記

腕の怪我の画像は 3週間経過し 包帯やらガーゼがやっと取れた一枚。

光と影~東寺で生きていた猫たち 家族

2022年09月15日 15時32分28秒 | Weblog





6月22日 ニャンコを連れ帰った日の夕刻。
雷が遠のいて 穏やかな光が 窓から入り込んできた。
寝ていたニャンコが起きたので おれはすぐさまニャンコの体を洗う事にした。
風呂で使う桶を キッチンの洗い場に置き 湯沸し器で温度調節をした。
玄関先でおんちゃんが何か言ってるが 無視だ。
ドライヤーで二人を乾かし 一息ついてコーヒーを。
約二時間後に おんちゃんが帰って来た。
テーブルの上に 何やらどかすか置いて行く。
見ると 何処から買って来たのか ニャンコのかりかり 缶詰 猫砂…
注射器までも有る。
おんちゃんに 注射器の存在を確かめるのに 聞いた。
「あのよぉ~#$&)<% そしたら店の人がよぉ~$$%& 持って行きなって!」
こいつと話をしてると 訳わかめになる。
総菜も買ってきたようだ。
おんちゃんは 自分も役に立ちたい 何とかしなくちゃ と思ったらしいな。
注射器は お乳用だって事が やっと分かった。
お腹一杯になったニャンコ達は…
茶トラは おれの膝の上で寝る。
白い目ヤニだらけのニャンコは おれの右の手を頭でぐりぐりし
ぐ~の手をぱ~にして そこへ乗っかり寝ちゃった。
この寝方は 生涯ずっと続いた。
明日は 探しに探した動物病院へ行く日。
土地に不案内だから 先ほどあるタクシー会社に電話し 訳を話して来てもらう事にした。
二人の名前は 名前はまだ無い。