「ひばりちゃんとやっちゃん」 5
大女将の言われた通りの経路を通って行くと
目の前2~3mの右側部屋の前に 男が立っている。
通路の向こうの奥の階段踊り場に もう一人の男が立っている。
何か不自然だ・・・おかしい・・・そう感じたが 黙って通路を歩いて行こうとしたら
右部屋のドアの前に居た男が 「何処に行くんだ?!」と 急に怒鳴られた。
びっくりして怖くて黙っているおれに 段々と声を荒げていく男。
部屋から女性が出て来て 「何を騒いでいるの!」 と。
「あれっ?あなたは誰なの!何処から来たの?!ここで何をやってるの?!」
ババアが(お母さん 御免なさい)そんな事を言って怒鳴る。
瞬く間に4~5人に囲まれ やいのやいの言われた。
おれは悔しくて悔しくて 涙が出そうになっていた。
ただただ帰るのに 何で? そう思っていた。
そんな時 神降臨だった。
「大勢で騒いで 何やってるの?」 そんな事を言いながら 部屋から女性が出て来た。
「まだ子供じゃないの!こっちにおいで」と言い おれの手を握り 部屋に連れていかれた。
おれの後ろでは まだ騒いでいる。
部屋に通され 「ここに座りなさい」 と言われ テーブルの前に座らされた。
「ごめんね 怖かったよね?」 そう言いながら 何時の間にか涙を流しているおれの頬を
ハンカチのようなもので拭ってくれ 頬っぺたにチュウをした。
その時に 物凄く良い匂いがした。
その当時の田舎の悪ガキの間では 「チュウしたら その人と結婚しなければいけないんだ・・・」
と言う馬鹿な話がまかり通っていた。
おれは子供心に 「この人と結婚するのか・・・」 と馬鹿な事を思いながら顔を上げた。
テーブルを挟んでその目の前に テレビで見る超有名人の 美空ひばりさんが居る。
心臓が口から飛び出る・・・と言う経験を 小学生のおれが経験した
大女将の言われた通りの経路を通って行くと
目の前2~3mの右側部屋の前に 男が立っている。
通路の向こうの奥の階段踊り場に もう一人の男が立っている。
何か不自然だ・・・おかしい・・・そう感じたが 黙って通路を歩いて行こうとしたら
右部屋のドアの前に居た男が 「何処に行くんだ?!」と 急に怒鳴られた。
びっくりして怖くて黙っているおれに 段々と声を荒げていく男。
部屋から女性が出て来て 「何を騒いでいるの!」 と。
「あれっ?あなたは誰なの!何処から来たの?!ここで何をやってるの?!」
ババアが(お母さん 御免なさい)そんな事を言って怒鳴る。
瞬く間に4~5人に囲まれ やいのやいの言われた。
おれは悔しくて悔しくて 涙が出そうになっていた。
ただただ帰るのに 何で? そう思っていた。
そんな時 神降臨だった。
「大勢で騒いで 何やってるの?」 そんな事を言いながら 部屋から女性が出て来た。
「まだ子供じゃないの!こっちにおいで」と言い おれの手を握り 部屋に連れていかれた。
おれの後ろでは まだ騒いでいる。
部屋に通され 「ここに座りなさい」 と言われ テーブルの前に座らされた。
「ごめんね 怖かったよね?」 そう言いながら 何時の間にか涙を流しているおれの頬を
ハンカチのようなもので拭ってくれ 頬っぺたにチュウをした。
その時に 物凄く良い匂いがした。
その当時の田舎の悪ガキの間では 「チュウしたら その人と結婚しなければいけないんだ・・・」
と言う馬鹿な話がまかり通っていた。
おれは子供心に 「この人と結婚するのか・・・」 と馬鹿な事を思いながら顔を上げた。
テーブルを挟んでその目の前に テレビで見る超有名人の 美空ひばりさんが居る。
心臓が口から飛び出る・・・と言う経験を 小学生のおれが経験した