京都が好き 写真が大好き by たにんこ

長く写真をやってると 
聞こえないものまで 
聞こえてくるんだな

荒川静香と猫 partⅡ

2006年02月28日 04時21分39秒 | Weblog
TVでは 大騒ぎだ。

荒川静香の苦労話を 各TVで必死でやってるな。
今回のオリンピック出場選手の どの選手だって苦労話はあるんじゃぁねぇ~の?
おれだって 苦労と言えば苦労だけど 自分でした事の責任って言うか 
そう言うものも含めたら 何十冊の本になるよ。
まぁ 誰も買わねぇ~けど。

今までに やってない事と言えば…
強盗 殺人…留置所に ぶち込まれた事は無いわ。
自分自身から蒔いた種で苦労する そんな事はてめぇ~が悪いんだから どうしようもないんだけど。
例えば…会社でリストラされてとか 上司や仲間のイジメとか。
そう言った事でホームレスになって 社会から自分を隔絶するとか。
おれの場合 会社に勤めても(写真館) なおさら食えなくて 公園に行って雑草食った事があるもんな。
悔しいとか そんな事は後から沸々と出てくるもんで 腹が減ってる時は まず食う事を考えるんだよな。
近くには公園があったし スーパーも有った。
スーパーは 四面共に道路に面している。
だから 裏の商品搬入口に行って こぼれてる野菜を拾って食ったんだ。

何とも不思議な会社だった。
家族で経営してるんだが 給料日に まともに給料が出たためしがなかった。
焦るよ それは。
一ヶ月きちんと計算して 生活費とかを計算するわけだから 月末になると 
計算しているつもりだけど 金が無くなる。
でも金が無い。
給料の話を先輩にすると そいつも経営者の兄だから おれの話なんか無視だ。
何故我慢していたか…
簡単な事で おれに持って無い技術を習得するまでは 辞めるつもりは無かった。
入社する以前は6人以上居た従業員も おれが入った時には誰一人居なかったんだ。
みんな この馬鹿兄弟に虐められて辞めていった。

おれが辞めた?原因は 栄養失調+高血圧で路上で倒れた所を 
通りがかった学生に助けられて 救急車で病院に運ばれ 緊急入院したからなんだ。
朝から晩まで働かされ 又はススンデ働いて その挙句だ。
病院で辞める決意をして 会社に3日後に行ったら…
おれの顔を見るなり「貴様は 肝心要な時に 全然役に立たない野郎だな」と
そこに居た連中の前で言われたんだよな。
そして「今日は会社は良いから 家に居ろ」とか言われたから おれは黙って会社を出た。
そしたら 30分も経たない内に その経営者が家に来て「さっきは悪かったな。お前辞めないだろう?」
って ふざけた事を言うもんだから すっと立って「ぶん殴られない内に帰ったら?」
と ワザと冷静に言ってやった。

こんな話は おれには山ほど有る。
東寺の猫達を見ていると 猫の方が良いのか 人間の方が良かったのか ふと考える時がある。
人間で良かった…と 良くも悪くも思うけど 人間は話せるからな。
猫だって生き物だけど 決して「おい そこのおっちゃん。腹減ってるんだけど 何かくれないか?」
とは言わないだろ?
ただ「にゃぁ~にゃぁ~」と鳴くだけだ。
おれ達がTVで 荒川選手の金メダル獲得のニュースを見て大騒ぎしたって 苦労話を聞いている時だって
猫達は必死で生きているんだから。
仕事の事で落ち込んでいる時に 猫を見に行くと「ん?お前何かあったのか?ん?」と言うような顔をする。
もしかすると猫って 人間をも超越した生き物ではないか?と思うけど…。
「馬の耳に念仏」と言う諺があるけどさ 東寺の猫達は それこそ毎日念仏を聞かされて?るんだろう。
「猫の耳に念仏」…なんか 坊さん達が気の毒になってきたぞ。


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