「ひばりちゃんとやっちゃん」 3
その時の・・・その当時のおれには 自慢できるものなど 皆無に等しかった。
スポーツはそこそこ出来るし 勉強もそこそこ出来る。
プラモ造りも 人よりはそこそこ上手い。
黙っているけど ドラムも近くの山で出会ったお兄さんに習い 叩けてはいた。
鼓笛隊では そう言う訳で小太鼓担当で そこそこ上手い。
けれど どれも自慢できるほどでは 全然ない。
つまり お袋が卓球が出来るし しかも上手いと誰もが認めているから
口惜しさが有ったんだと思う。
しかも デブなのに。
ずっと後に お袋の術中にまんまとハマったのを聞かされた。
武道を・・・スポーツを蹴ったおれに 何とか別のスポーツをやらせて
体を鍛えてもらいたかった・・・そうだ。
そんな事など露知らないおれは お袋に「今度何時誘われるんだろう?」
とか思っていたんだ。
時は来た。
数日後 お袋のお使いで 例の旅館に行く事になった。
荷物を届けたおれに 大女将が 「やっちゃん 娯楽室に○○ちゃん居て 卓球やってるから
行ってみな」 と言われ 行ってみた。
おれの家の仲居さんのお姉さんが居た。
卓球をやっていて おれが誘われた。
ペンホルダーから教わり 色々やってみた。
面白かった。
「これを覚えれば 何時かお袋をやっつけられる・・・天下を取れる」 と。
馬鹿糞な無謀な思いを 小学5年生の田舎のガキが思ったわけだ。
その時の・・・その当時のおれには 自慢できるものなど 皆無に等しかった。
スポーツはそこそこ出来るし 勉強もそこそこ出来る。
プラモ造りも 人よりはそこそこ上手い。
黙っているけど ドラムも近くの山で出会ったお兄さんに習い 叩けてはいた。
鼓笛隊では そう言う訳で小太鼓担当で そこそこ上手い。
けれど どれも自慢できるほどでは 全然ない。
つまり お袋が卓球が出来るし しかも上手いと誰もが認めているから
口惜しさが有ったんだと思う。
しかも デブなのに。
ずっと後に お袋の術中にまんまとハマったのを聞かされた。
武道を・・・スポーツを蹴ったおれに 何とか別のスポーツをやらせて
体を鍛えてもらいたかった・・・そうだ。
そんな事など露知らないおれは お袋に「今度何時誘われるんだろう?」
とか思っていたんだ。
時は来た。
数日後 お袋のお使いで 例の旅館に行く事になった。
荷物を届けたおれに 大女将が 「やっちゃん 娯楽室に○○ちゃん居て 卓球やってるから
行ってみな」 と言われ 行ってみた。
おれの家の仲居さんのお姉さんが居た。
卓球をやっていて おれが誘われた。
ペンホルダーから教わり 色々やってみた。
面白かった。
「これを覚えれば 何時かお袋をやっつけられる・・・天下を取れる」 と。
馬鹿糞な無謀な思いを 小学5年生の田舎のガキが思ったわけだ。
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