上の写真は それこそチビは平気な顔で写っているが もう目がうつろなんだ。
写真を撮るまで…落ち着くまで…めちゃくちゃ おれの手を噛み付いていた。
辛かったんだ。
一週間前からチビが わきの下じゃあなく足元からもぐる様になり
そのまんま足元で寝るようになった。
出産が近づいて来ているのが分かった。
今朝 何時も通り足元に潜り込んで来た。
数分したら 足の親指が 何かのスプレーをかけられた様に…しゅっと…
破水した!
一階の仕事場から 用意しておいたダンボール…座布団とタオルを敷き詰めていた…
を持ってきた。
だけどチビは…おれの足元や体から離れない。
二階じゃ駄目だ と 即判断して チビを無理無理押し込み 一階に運んだ。
「大丈夫 チビ頑張れ!おれが付いててやるから!」と 何度も繰り返し呼んでいたよ。
1時間後 三匹を産んだが…
お腹をサスルト ?!まだ動いているぞ…
途端 箱から顔だけ出し おれを見て鳴くに鳴く。
手をカジラレナガラ 頭を撫で顔を撫で 20分~30分過ぎた。
そうこうしている内に 痛みに耐えられなくて出てきたら…
???!!!子供が出ている!
!!!!!…焦った。
逆子だ!
30分近く 首を絞められていた訳だ。
慌てながらも そっと引きずり出した。
駄目だ…ピクリとも動かない。
チビは そこから離れちゃって おれの傍の座布団の上で唸っている。
何とか蘇生させようとしたその瞬間 又産まれた。
蘇生を諦め 一番最後の子供の処理をした。
チビは…おれを頼りにしているんだ。
おれがティッシュを取る度に 手を洗う度に 立ち上がる度に 両手をおれの足に抱き付かせ
まるで駄々っ子の様に 何処かに行くのを止めさせようとしている。
ダンボールを綺麗にし 4番目の駄目だった子供を 綺麗なタオルで包み…
明日 庭に埋めてやろうと思う。
何時か聞いたんだよ 煮干のおっちゃんに。
チビとみ~は 実は5人兄弟だったと言う事を。
その内一匹はカラスにやられ もう一匹は子育てを放棄したらしく 逝ってしまったと言う事を。
チビは 6月20日にカラスに持って行かれそうなのを助けた。
チビとみ~を助けたのは 6月22日の雷が鳴っている大雨の日だった。
何の運命か分からないが 子供が生まれた昨日は大雨で雷が鳴っていた。
おれは雷が この世の中で一番嫌いなんだよ。
耳栓をして 布団を被って…それ位い大嫌いだ。
だからチビが子供を産んで一安心して おれの足元で子供と一緒に休んでいた時は
体中 ガクガク震えていた。
この時ほど 誰かに縋り付きたいと思った事はなかったよ。
だけど 一番縋り付きたいのは 一生懸命小さい体で頑張ったチビに違いないんだ。
さっきも おれがやっとトイレに行って戻ろうとしたら…
何時も通りの 何時もの場所で きちんと背筋を伸ばし おれを待っていた。
「馬鹿だなぁ~チビは」と言って 頭を撫でたら その途端寝転んでしまった。
こんなに辛い体でも おれを待っていてくれる。
おれを頼りにしている。
心配するなよチビ。
一年前と同じ事を お前の子供にしてあげるからな。
写真を撮るまで…落ち着くまで…めちゃくちゃ おれの手を噛み付いていた。
辛かったんだ。
一週間前からチビが わきの下じゃあなく足元からもぐる様になり
そのまんま足元で寝るようになった。
出産が近づいて来ているのが分かった。
今朝 何時も通り足元に潜り込んで来た。
数分したら 足の親指が 何かのスプレーをかけられた様に…しゅっと…
破水した!
一階の仕事場から 用意しておいたダンボール…座布団とタオルを敷き詰めていた…
を持ってきた。
だけどチビは…おれの足元や体から離れない。
二階じゃ駄目だ と 即判断して チビを無理無理押し込み 一階に運んだ。
「大丈夫 チビ頑張れ!おれが付いててやるから!」と 何度も繰り返し呼んでいたよ。
1時間後 三匹を産んだが…
お腹をサスルト ?!まだ動いているぞ…
途端 箱から顔だけ出し おれを見て鳴くに鳴く。
手をカジラレナガラ 頭を撫で顔を撫で 20分~30分過ぎた。
そうこうしている内に 痛みに耐えられなくて出てきたら…
???!!!子供が出ている!
!!!!!…焦った。
逆子だ!
30分近く 首を絞められていた訳だ。
慌てながらも そっと引きずり出した。
駄目だ…ピクリとも動かない。
チビは そこから離れちゃって おれの傍の座布団の上で唸っている。
何とか蘇生させようとしたその瞬間 又産まれた。
蘇生を諦め 一番最後の子供の処理をした。
チビは…おれを頼りにしているんだ。
おれがティッシュを取る度に 手を洗う度に 立ち上がる度に 両手をおれの足に抱き付かせ
まるで駄々っ子の様に 何処かに行くのを止めさせようとしている。
ダンボールを綺麗にし 4番目の駄目だった子供を 綺麗なタオルで包み…
明日 庭に埋めてやろうと思う。
何時か聞いたんだよ 煮干のおっちゃんに。
チビとみ~は 実は5人兄弟だったと言う事を。
その内一匹はカラスにやられ もう一匹は子育てを放棄したらしく 逝ってしまったと言う事を。
チビは 6月20日にカラスに持って行かれそうなのを助けた。
チビとみ~を助けたのは 6月22日の雷が鳴っている大雨の日だった。
何の運命か分からないが 子供が生まれた昨日は大雨で雷が鳴っていた。
おれは雷が この世の中で一番嫌いなんだよ。
耳栓をして 布団を被って…それ位い大嫌いだ。
だからチビが子供を産んで一安心して おれの足元で子供と一緒に休んでいた時は
体中 ガクガク震えていた。
この時ほど 誰かに縋り付きたいと思った事はなかったよ。
だけど 一番縋り付きたいのは 一生懸命小さい体で頑張ったチビに違いないんだ。
さっきも おれがやっとトイレに行って戻ろうとしたら…
何時も通りの 何時もの場所で きちんと背筋を伸ばし おれを待っていた。
「馬鹿だなぁ~チビは」と言って 頭を撫でたら その途端寝転んでしまった。
こんなに辛い体でも おれを待っていてくれる。
おれを頼りにしている。
心配するなよチビ。
一年前と同じ事を お前の子供にしてあげるからな。