Mikioriginal

退屈に殺られるよりは 興奮に殺られたいんだ

それは生まれた意味を知ること

2008年02月13日 01時47分27秒 | Weblog




たいていの人間は童話に触れたことがあると思います。

家に本があったり、肉親から聞かされたり。学校で学んだり。


まあ、俺もその類に漏れず結構多くの童話に触れたものです。




僕の場合、特に心に残っているのは「ごんぎつね」でしょうか。

確か小学生のときに学校で習ったんだと思いますが、
物語の中に出てくる優しさと、最後に訪れる静寂とが、非常に印象的でした。
「ごんぎつね」は新美南吉の作品ですが、「てぶくろをかいに」も懐かしいものですね。
「うた時計」が個人的には一番好きでした。


「ごんぎつね」が特に心に残っていると書きましたが、もちろん数多くの作品が心には残っています。
マッチ売りの少女なり、赤ずきんなり、長靴をはいた猫なり・・・
かつては心を躍らせながら読んでいたものです(マッチ売りの少女は悲しみながら・・・)。





よくもまあ先人はいろんな話を考えたものだなあと思うのですが、
その中でひとつ気になっている話があります。


題名も登場人物名も覚えていないのですが、
なんか王子(もしくは騎士?)と王女が出てくる話で、

二人は愛し合ってるんだけど、なんか魔女に邪魔されちゃう、というような。

魔女と戦うんだけど、結局は敗れて二人は一つの石版にされてしまう・・・というような。

悲しい話なんです。二人は息絶えてしまうわけですから。



でも確か、最後のページにはこんな内容の文章があったような気がします。


「二人は息絶えてしまいましたが、
愛し合う二人は、魔女に邪魔されることなく同じ石版の中で永遠に一緒に居ることができるのです」

なにぶん18年くらい前の記憶なので、もっと違う文章だったと思いますが

この話を読んで僕はずいぶん感動したのを憶えています。


もしかしたら、おもちゃの兵隊が王女の人形を守る話だったかも・・・。



読んだのは確か幼稚園の頃だったと思うんですけどねえ。なんか憶えているんです。



ここ数年、それが気になってずっと探しているんですが、なかなか見つかりません。あきらめずに探してみようと思います。



この年になると、
「読書」というのはなんか難しい本を読まないといけないような感じですが

幼い頃に読んだものを読み返す、というのも案外いいものかもしれません。




童話おもしろいしね。




コメント
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