スギマル通信

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作物地図

2013-09-01 17:46:16 | 日記
地球温暖化を受けて、農産物の産地に異変が起きているそうです

サクランボなんですが、
ある北海道富良野市の農場で今夏、赤や黄色のサクランボの実がなりました。



サクランボと言えば、山形県の佐藤錦

山形県の内陸部は、真冬は気温が氷点下10度になる事もあります。
富良野市はかつては氷点下30度まで下がる事もありましたが、
今は20度になる事もまれなんだそうです。

サクランボの木は冬場、気温が氷点下に下がらないと「冬眠」せず、
実の付きが悪くなったり、寿命が短くなったりすると言われています。

しかし、下がりすぎると枯れちゃいます

北海道には地場のサクランボはありますが、
佐藤錦のようなブランド銘柄はございません。

富良野市で実ったサクランボの味は、販売できるレベルに達しているそうです。

一方、山形県では近年、サクランボの結実不良や日焼けに加えて、
早く熟してしまう「うるみ」と呼ばれる高温障害が出ています。

そこで県は、高温に強い品種の開発や栽培技術の確立を進めています。

さて、ユズと言えば高知県、カボスは大分県などが特産地として有名です。

中でもスダチは徳島県産が99%を占めていると言われてますが、
今年は山形県でも実がなりました

宮崎県が有名なマンゴーは北海道や静岡県、徳島県でも
すでに栽培や出荷が始まっています。

新潟県佐渡市では、ミカンの栽培が進んでいます。



バランスの取れた酸味と甘みが特徴で、年間3~4t出荷しています。

かつては、かまくらを作って遊ぶことができた佐渡島ですが、
今はほとんど雪は降らないそうです。

温暖化が産地の勢力地図に影響を与えているのがコメです。

九州が新たなコメどころになりそうです

2012年産米の食味ランキングで、最高の「特A」に選ばれた
九州産米は過去最高の7銘柄。

コメどころの東北産は、夏の高温の影響などで4銘柄が
「特A」から外れました。

九州産と東北産が同数になったのは初めてです



まだまだ色んな作物地図に異変が出てきそうですね。