のらさんのうだうだ日和

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「小早川伸木の恋」の話

2006年01月13日 16時36分11秒 | 2006年01月期ドラマ
小早川伸木の恋第1話、『孤独なのは夫?妻?』(視聴率13.9%)を観ました。

柴門ふみ原作コミック「小早川伸木の恋①」です。とりあえず、分析してみました。
大学病院に勤める小早川伸木(唐沢寿明)は、外科医としての腕もあるし、妻の妙子(片瀬那奈)や娘のみすず(北村一葉)愛している。ただ執着心や闘争心に欠ける、本人曰く「動物に例えるとカモノハシ」といったどっちつかずの人物。

妻は嫉妬深く、寂しがり屋ですぐに物とかに当る、やっかいな女性。
それに引き替え娘は父親をフォローする良く出来た子供。(母親が荒れているのは嫌な感じはあるが。)


教授の美村浩一(古谷一行)は善人と悪人の両面の顔を持っているようだ。患者には優しい所もある反面、部下の意見を聞かないような所もある。(賄賂も貰ってたりするし・・・。)
伸木はライオンといっていたが、ボス猿のような感じである。


同期で同僚(年下)の竹林隼人(谷原章介)は、オペよりも論文重視の上層思考の高い男。何故か伸木をライバル視している。伸木曰く一匹狼

問題は沼津壮太(大泉洋)である。研修医のくせして病院を健全化しようだとか、教授を糾弾しようだとか偉そうな事を言う割には、全て伸木だよりである。
チキンというみすずの例えは最適のように思える。


看護師長の添田さより(市毛良枝)はどこか伸木に期待している所があるのだろうか?まだ分からない。

周りの人間から見て、伸木は訳の分からない、本心の見えない人物なのだろう。
親友になるほどには近づかず、他人になるほどには遠ざからない。それが周りをイライラさせるようだ。
それも、作田カナ(紺野まひる)と出合った事によって変わるようだ。これが浮気に発展するのかどうかは原作を読んだことがないので分からないが、ともかくここがスタート地点ですね。


先に挙げた出演者の他にも、伸木の親友で弁護士の仁志恭介(藤木直人)や盆栽教室を営む直江(勝村政信)ら 、イケメンが多いので女性で見る人はいるような気がする。でも男性はどうかな?

柴門ふみ原作のドラマは正直あまり好みではありません。過去の作品を見ても、心に残っているドラマはないですね。
この先面白くなるのを期待しつつ、次回また観てみたいと思います。
コメント (2)
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「白夜行」の話

2006年01月13日 14時22分27秒 | 2006年01月期ドラマ
白夜行第一話(視聴率14.2%)を観ました。

東野圭吾原作小説「白夜行」です。

何と例えたら良いのでしょうか?強いて挙げれば嫌悪感。そんな感じを受けました。
自分の父親が初恋の女の子を買春している場面を目の当たりにしてしまったら。
少女売春をさせる実の母親の口から発せられる罪悪感の欠片もない言葉を耳にしたら。
11歳の唐沢雪穂役の福田麻由子ちゃん。11歳の桐原亮司役の泉澤祐希くんです。


切り絵の得意な亮司(泉澤祐希)とスカーレットに憧れる雪穂(福田麻由子)、幼い子供たちは醜い大人達の欲望のせいで負わなくて良い罪を背負ってしまう。

東野圭吾原作の同名ミステリー小説をドラマ「セカチュー」のスタッフ&山田孝之綾瀬はるかのコンビで新たに純愛テイストを加えドラマ化。
エンディングなんか思いっきり「セカチュー」のようでしたね。
セカチュー」では病気と死が二人を追い詰めました。この「白夜行」では罪悪と恐怖が二人を絶望の渕へと追い詰めます。


まだ今期のドラマ全部が始まってはいませんが、一話目を観た段階で”成功した”と確信できるのは、おそらくこのドラマだけでしょう。

同じ罪を背負い、接触を絶っていても互いを信じ思いやる二人の深い愛情が何ともやり切れない思いを残します。

泉澤祐希くんと福田麻由子ちゃんの熱演には頭が下がります。インタビューとか見ると彼らは彼らなりに脚本を読み、このドラマを理解しているようですね。

二人を追い詰める武田鉄矢さん演じる刑事の笹垣潤三です。武田鉄矢さん演じる笹垣潤三は鬼ですね。一番確信に迫り、カンとかではなく周囲の状況から事件を冷静に見る眼を持った優秀な刑事。故に子供達の不自然さに気が付く切れ者。
事件解決を待たずに転勤してしまいます。この人がそのまま捜査を進めていたら子供達はこれ以上の罪を重ねなくても済んだのに・・・。
7年後、鬼は帰ってきます。二人を追い詰めるべく、さらに鋭い眼光と恐怖を携えて。いや~!嫌な奴ですね!


セカチュー」の時と同じく、二人の良き理解者で唯一の良い大人・谷口真文を演じるのは余貴美子さんです。この人が出てきている場面だけはホッとして観られます。
笹垣潤三が鬼なら、この人は菩薩様といった所でしょうか?


雪穂を引き取り育てている唐沢礼子(八千草薫)も数少ない良き大人のようです。笹垣の相棒古賀久志(田中幸太郎)も悪い人ではなさそうですが、刑事なのでやはり二人を追い詰める側の人間です。
亮司の母親・弥生子(麻生祐未)とその愛人・松浦勇(渡部篤郎)は、まだまだ二人を苦しめそうです。


幼い二人からバトンは山田孝之くん、綾瀬はるかさんに渡されました。次回からはどんな亮司と雪穂を観せてくれるのか楽しみです。ワクワク!ドキドキ!エーンエーン!

追記:早くも「けものみち」を観る事を諦めました。初回の視聴率16.4%とそこそこだったのですが、「体力の限界!」ですね。
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