羽毛田のブログ

Team Limit Break Woraksによる山岳フライト、そして様々な冒険への挑戦の記録。

万太郎本谷 沢登り

2013年11月05日 | 沢登り(シャワークライミング)
年月日 :2013年9月21日、22日
メンバー:2名(Kさんと私)

今日は、メジャーな沢である、万太郎本谷へやってきた。どんな景色と、冒険が待ち受けているのか?期待と緊張に包まれながらスタートを切る。



さあ、沢登り開始!



「おぉー」と言ってしまうような風景が、早速出迎えてくれた。






美しいナメ。



この美しさに言葉は不要だ。写真で、少しでも感じ取って欲しい。













関越自動車道、万太郎立坑が現れた。でかい!



天然のウォータースライダー



光の道!両サイドとのコントラストが素晴らしい。



沖ドウキョウのゴルジュ!



Kさんへつりで突破。私は折角なので泳いで中央突破!










































エメラルドグリーンが美しすぎます!!この景色を生で見られて幸せだ!この世の中のどんな宝石より美しいと思う!






振り返ると、これまた美しい景色が広がっていた。






本日のハイライト、一ノ滝(高さ30m)。
私の第一印象は、「えっ!マジ!!ホントにここ登るの??」だった。写真では分り辛いが、凄い迫力なのである。
 しかし、落ち着いて滝の下まで行くと、「あれ?登れそう・・・」となった。これは、まさしく古賀志でロッククライミングをしている成果であろう。
 Kさんが、安全を確かめながら滝の左側をリード。私も、フォローであるが、問題なく登ることができた。ホームの古賀志に感謝である。次来たときはリードで登ろうと心に誓う。



時間は午後2時、明らかにペースが良く、今日だけで万太郎本谷を詰め切ってしまいそうな勢い。もともと、一泊二日の予定であるし、強行しても仕方ないので、まだ早いが、野営の準備に取り掛かる。
 まず、ツェルトの張れるスペースを探した。万一、天候が急変し増水しても素早く安全なところに逃れられる場所を確保。そして整地作業。
 次に、薪集めである。Kさんは上流側、私は下流側を探索し、相当な量の薪を確保した。
 ツェルトを張り終わり、自由時間である。


今日の私の風呂場?ちょっと寒いが、気合を入れ汗を流す。



風呂の後は、岩の上に寝っころがって昼寝。日差しが暖かく気持ちがいい。



こんな景色に包まれながらの昼寝である。


陽が落ちると、昼間、大量に集めた薪を豪快に使った焚き火が始まった。焚き火は、勢い良く燃えている時も良いが、個人的には、燃え方が落ち着き、炭がオレンジ色に変わり穏やかに、それでいて力強く燃えているときが好きである。あの温かなオレンジ色の炎を見ながら、焼いたウインナーと酒。なんと贅沢な時間であろうか。



二日目


二ノ滝を難なく越え、本日の核心、三ノ滝へ向かう。



三ノ滝下部



三ノ滝下部は、この凹状部分の弱点を登った。



三ノ滝を超えてからの風景。(三ノ滝の上部は写真を撮り損ねました。余裕無かった?)



ミニチュアゴルジュって感じ。とても美しい。









いよいよ大詰め。



こんな笹ばかりの殺風景な風景の下に、あのような美しい景色が広がっているとは全く思えないだろう。



谷川岳肩の小屋到着。



おわりに :有名且つ、人気の沢だけあって、万太郎本谷はとても美しい沢だった。技術難易度も、初~中級者向けで、適度な緊張感で楽しめる沢だと感じた。
 帰りは、万太郎山経由、呉策新道で帰ったが、沢登りの装備を背負い、刈り散らかした笹が積もっているこのルートは、アップダウンも多くかなり堪えた。なにより、水場が全くないのが辛かった。Kさんとともに、脱水症状ギリギリで下山。次に来たときの下山は、西黒尾根等を使い、あらかじめ土合口付近にデポしておいた車で戻ろうと思う。
 一般登山道での登山もそれはそれで良いが、清々しく美しい景色とともに、クライミング技術、ビバーク技術等を駆使しながら、自由にラインを描いて登っていく沢登りのなんと素晴らしいことか。沢登り良さを改めて感じた山行だった。
 良い経験をさせていただきました。Kさんありがとうございました。


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