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ユーチューブについて

2008年06月03日 22時24分19秒 | Weblog
動画サイトを最近よく見ますが、びっくりするほどあらゆる動画がアップされています。
たまたま自衛隊の「19年度観閲式」というのがあり見てみました。行進曲が流れ陸上自衛隊を先頭に次々と自衛隊が行進していきます。そのバックに流れている曲に聞き覚えがあり、はてと考えているときに関連の動画を見ていたら思い出しました。「学徒出陣」(1943年文部省映画)というフィルムがあったのです。あの黒沢監督が若かりしころに撮ったという雨の神宮外苑での壮行会の時に流れていた曲がまさにそれでした。調べてみたら分列行進曲(扶桑歌)という日本の軍隊が生まれたころに作られた行進曲で、当時の軍隊色を嫌って最近では扶桑歌と呼ばれているようです。自衛隊の観閲式の様子と学徒出陣のときの風景はまさに瓜二つです。先頭にいる指揮官がサーベルを抜いて掛声をかけ、そのサーベルを斜め下にしつつ閲兵している東条英機に全員が敬礼をする姿の、その場所に現在は福田首相がいるという具合です。驚いたことに警視庁観閲式での同じ曲が流れていました。
まぁ海外に自衛隊が堂々と派兵される世の中ですから、そう驚くには当たらないのかもしれませんが、それにしても連綿と続くは軍隊と教育現場という感じでしょうか。
私も最近では自衛隊が軍隊になることにそれほど違和感はなくなっています。長い歴史を見てみれば50年間も一度も外国と戦火を交えていない国は非常に珍しい例といえます。それは平和憲法のもとに軍隊を持たなかったから、といいたいところですが、本当のところは米軍の後ろ盾があったからに過ぎないのでしょう。
クラスター爆弾を廃棄すると、福田首相は大見え切りましたが、それで喜んでいるのは日本にいつかは進出したいと考えている国ではないでしょうか。海岸線での上陸を防ぐ一番有効な手段はクラスター爆弾と地雷と言われていますから・・・