風化させないように…

昨日、こちらの県側の御嶽山の山開きが行われました。
去年の噴火で亡くなられた方々の鎮魂と登山の安全を祈願しての山開きだったそうです。

それに関連したニュースをさっきテレビで見ていました。
復興支援で行われたマラソンに参加された遺族の方のインタビューがありましたが、息子さんを亡くされたその方は「遺族の思いをもっと聴いてもらいたい。自分達の時間は去年の９月で止まったままなんです」と涙ながらに答えていらっしゃいました。
私も、山開きのニュースを聞いた時には、まずは良かったなと単純に思っていたので、この方の言葉に頭を殴られたような感じを受けました。

山開きや捜索活動が始まる事等が先に頭をよぎっていて、大切なご家族を失った遺族の皆さんの思いに考えが至らなかった事が地元民として恥ずかしいです。
これからやっと、国や自治体と遺族の皆さんとの会談が行われるとの事ですが、少しでも関係者の皆さんが先に進む事ができるように…また決して風化もさせてはいけないんだと改めて思いました。


そして今日は秋葉原や大坂でも大勢の人が理不尽な理由で命を奪われた日でもあります。
この２つの出来事に関しても覚えてはいても今日の日付までは記憶に残っていませんでした。
こちらも、似たような事件が後を絶たないだけに忘れてはならない出来事ですよね。

生命の大切さを改めて考えさせられた６月８日でした。