思わず胸が苦しくなってきてしまいそうなストーリーの第3話。
リピートも、ほんのちょっぴり不安感じるような気持ちもなきにしもあらず、でした。
けど、山崎さんご夫妻のバカっプルみたいだけど微笑ましい姿に救われました。
よく見てみると、ご主人の「お前な~自分の身体の事だぞ」の一言はなかなかですね。
「痛みがなきゃ愛情が生まれないって言うなら、俺たち男はどうやって父親になれば良いんだよ」この神が降りてきたような言葉、老若男女、既婚未婚、全ての人の心に届いて欲しいですね!
この先の山崎さんご夫婦にも、子育てや生活、仕事等で辛い事苦しく事もやって来るかもしれませんが、きっと二人で明るく乗り越えていけると思います。
そして、佐野さん。
私も、同じ思いをしました。
最初の出産である息子の産まれた時…切迫早産で一ヶ月半の点滴&安静生活と、少し問題も指摘されていて、退院前に小児科の先生から「お母さんの育て方次第ですよ」と、この上ないプレッシャーを貰う、仕事も復帰する予定だったのが毎月の受診と経過観察が必要となって退職を選択(実母の仕事やめろ攻撃付きで)…。
保育園で賑やかに保育をしていたのが、急に家の中で一対一。
今にして思えば、まだまだ序の口だったかも知れませんが。
幸いパパさんが子育てに積極的でいてくれたので大丈夫に思える時もありながらも、本当にものすごく浮き沈みが激しかったです。
支えになったのは、退院する時に産科婦長さんがかけて下さった「大丈夫だから。自信持って育てて」と言う言葉と、未熟児訪問で家に来てくださった保健師さんの「お母さん、上手に育ててますね」と言う言葉でした。
そうこうするうちに、実父の癌が発覚して義母に息子を毎日半日見ていてもらい、通院、入院の付き添い等のケアが生活の中心に。
そのために別の辛さを抱える事になってしまったのですが…そうなると息子と過ごす時間に気持ちが救われたし、手助けしてくれた義母にもひたすら感謝でした。
ケア生活が長引いてくると、勤めていた保育園に入園となりましたが、年度途中なのに快く受け入れて貰え、また感謝でしたね。
…感想を書くつもりなのに、つい思いのままに個人的な内容を書いてしまいました(汗)
そんな気持ちで録画をリピしていると、小松姐さんと同じく、何かアクションを起こそうと思っても出来ないもどかしさを感じました。
一線を越えてはいけないけど、命を守る魂を救うためなら越えてしまいそうになってしまう姐さん、コメントなどにもありましたが、本当に近くにいて欲しい助産師さんです。
しのりんが佐野さんに差しのべた手…。
その手を握りたいお母さんは、きっとたくさんいるのでしょう。
差しのべる手が、もっともっといっぱいあったら、虐待で失われたり危うかった命も、もっとたくさん救う事もできるでしょうに…。
私の週一お仕事も、子育て支援の一環です。佐野さんのようなお母さんの力にちゃんとなっているのか、正直不安でもあります。
サクラ先生の言うように、私にもできる事は本当にちっぽけなんだな~と改めて思い知らされました。
佐野さんの母親の、心室中隔欠損の事を仕事をしていたせいじゃないかと言う言葉は残酷です。これも私も経験ありますね。
育児ノイローゼなんてあり得ない、昔はちゃんとできていた、イクメンなんて認めない、子育ては母親がやるべき…少し前に某脚本家の大先生(これは皮肉です)が公言なさっておりましたよね。その大先生はコウノドリをご覧になっても同じように言われるのでしょうか?ぜひ、しのりんに一喝して頂きたいです。
本当に、いろいろな思いが溢れてくる第3話でした。
不安だったリピートも、気がつけば何回もしていました(笑)