小学生までは、親の言うことをきいていた子どもたちが、
早い子では小学5年生頃から、少しずつ変わっていきます。
声をかけても返事をしなくなったり、
学校の話をしなくなったり…。
その変化の大きい子もいれば小さい子もいます。
だいたいは、体の変化とともに心も変化していきます。
思春期に入ると、男の子はぐっと背が伸び、顔つきにも変化が出てきます。
女の子は、体に丸みがでてきたり、生理が始まります。
よく見ていると、思春期に入ったことはすぐに分かるのですが、
毎日接していると、気がつかないこともあるかもしれません。
返事をしなくなったり、部屋にいることが多くなったり、
親にしてみると、何だか反抗されているような気になり、
「返事をしなさい!」とか、「勉強したの!」と声をかけ、
今までのような親子関係を取り戻したいと考えがちですが、
ここはぐっとがまんして、ようすを見ていってあげることが必要です。
子どもの心は、一度親から離れて、
同年代の友だちの中で自分を創り上げていきます。
そして、ある程度できあがってきたところで、今度は大人同士の関係として、
また親の前に戻ってきてくれます。
思春期の時期は危なっかしくて見てられないことばかりですが、
親にとっても試練の時期です。
ぐっとこらえて、少し離れたところから、
子どもの成長を見守っていってあげてください。
「カウンセリングルーム すきっと」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kappara/sukitto.html