子どもに好ききらいはありますか?
小さい頃は、味覚がまだ未熟なので、
食べられないものもあるかもしれませんが、
それを周りの大人が、「この子はこれがきらいなんだ」と与えないでいると
本当に食べられなくなってしまいます。
中には、味や食感に対して敏感で、
どうしても受け付けない、食べられない…という場合もありますが、
一般的には、周りの大人が「おいしい、おいしい」と言って食べていれば、
自然と食べられるようになっていきます。
自分も好ききらいがあるし、子どもの好ききらいは気にならない…
と思う人もいるかもしれませんが、
「どうしても食べられない」のと、「食べたいものだけ食べてあとは残す」というのとでは大違いです。
前回も書いたように、自己肯定感(自分はできるという自信)を考えたときに、
「きらいなものでも食べられる」…と思えることは、自分への自信へとつながっていきます。
焦って無理に食べさせる必要はありませんが、本人が苦手なものに挑戦しようとしたときに、
「お~、がんばってるね~」「えらいね~」とうれしそうに声をかけてあげると、
その期待に応えようとして、少しずつ食べられるようになっていきますよ。