子ども相談室 すきっと

子どもと自分を育てるブログ

4.しつけのはなし②「冷蔵庫談義」

2013-08-15 20:54:01 | 赤ちゃん~入学前まで

幼稚園で子育て講話をしていると、よく
「遊びに来た子が冷蔵庫を開けるのですが、
どうしたらいいですか?」と質問されます。

冷蔵庫を開けられるのはイヤだけど、
それを注意するとうるさいおばさんだと思われるのではないか、
よその子を叱っても良いものなのかと
躊躇してしまうようです。

そんな時には、迷わず注意するように話しをします。

社会には、お互いが気持ちよく生きていくためのルールがあります。

自分の家の冷蔵庫はいくら開けてもかまわないけど、
人の家の冷蔵庫は勝手に開けてはいけないものだ…ということを
誰かが教えてあげないと、子どもは学ぶことができません。

そして、注意している親の姿を見て、
我が子もまた、よその家では勝手に冷蔵庫を開けてはいけない
という社会のルールを学ぶことができます。

ただ注意するときには、「ダメだよ」と叱るだけではなく、
「のどが渇いたら、おばさんに言ってね」と言葉を添えてあげることも大切です。

これは、「自分の気持ちを相手に伝えてもいいんだよ」という
メッセージになり、後々、困ったときに助けを求めるスキルにつながっていくからです。

 


3.しつけのはなし①(まずはあいさつから)

2013-08-15 10:51:13 | 赤ちゃん~入学前まで

子どもたちと関わっていると、
最近、「しつけ」をされてきていない子どもたちによく出会います。

しつけは子どもにとって社会性を身につける意味と、
自己肯定感(自分にはできる、大丈夫だという自己コントロール感)
を養う二面性があると考えます。

社会性の面では、
「この場ではどういう風に振る舞ったら、お互い気持ちよく過ごせるか」
ということを考えられるようになることです。

自己肯定感の面では、
「そう思ったときに自分をコントロールする力が自分にはある」
というプラスの考えが持てるようになる ということです。

人は、一緒にいて心地よいと感じる人ともっと一緒にいたい、と考えます。

相手が「おはよう」と言ってくれることは、
「あなたはそこにいて良いんだよ」という存在認知を与えてくれるので、
こちらとしては、とてもうれしくなります。

同じように、子どもに対して「おはよう」とか、
「こんにちは」とか、「おやすみ」と言ってあげるだけで、
「あなたのことを大切に思っているよ」というメッセージを送ってあげていることになります。

子どもは、お父さんやお母さんの行動をまねして育って行くので、
お母さんが「おはよう」とか「こんにちは」などのあいさつを大切にしていれば、
子どもも他の人に対して、同じようにあいさつできるようになります。

すると、あいさつした人に「かわいい子だね」「えらいね~」とプラスの言葉をかけてもらうことができ、
子どもも「自分はえらいんだ」と自尊感情があがって自信がついていきます。

しつけもいろいろありますが、まずはあいさつからやってみてください(^^)。


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