私が子育てをしていた25年くらい前は、
子育てに専念しているお母さんがたくさんいました。
当時は携帯電話もない時代ですから、
家の固定電話で連絡を取りあって、
近くの公園に行き、子どもを遊ばせたものでした。
上の子が切迫流産で入院したときに同じ病室だったり、
5ヶ月になった長男を抱いて公園にいたときに声をかけてくれて知り合ったりなど、
ちょっとしたことがきっかけになって、
子育ての仲間ができていきました。
それから末の子が幼稚園に入るまでの約7年間、
ほとんど毎日一緒に子どもたちを遊ばせていました。
当時は、それが自分の世界の全てでしたが、
日々の子どもたちの成長は楽しく、
今思い起こすと「かけがえのない時期だったな~」と思いなつかしくなります。
当時の夫の給料は約13万円。
今のように携帯などの支払いもありませんでしたから、
それで何とか生活できていました(笑)。
しかし、それからが大変でした。
末の子が幼稚園に入ったとき、
子育てをしているという名目はなくなり、
何もしないで家にいることもできず…。
でも、何を始めたらいいのかも分からず、
そこから私にとって新たなアイデンティティ(私とはなんぞや)を求める
長い模索の時期が始まりました。
(つづく)
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