東京国際大学出身の初のプロ野球選手、阪神タイガースの伊藤和雄投手が、ナゴヤドームで行われた中日vs阪神の24回戦に先発した。
結果は4回 70球 22人を相手に被安打7奪三振2与四球3 失点4(自責点3)であった。
中日はクライマックスシリーズに向けてほぼベストメンバー、仕事から帰宅後(2回途中から)USTREAMで観戦していたが、名前を聞くだけでビビってしまうようなバッターが次から次へと出てきて、去年までTIUで活躍していた後輩(私は野球部ではなかったが・・・)が本当にプロ野球選手になったんだなぁと感慨深かった。
試合前のニュース記事
虎D4・伊藤和、古葉監督の教えで勝つ!
サンケイスポーツ10月3日(水)10時47分配信
3日の中日戦(ナゴヤD)でプロ初先発する阪神D4位・伊藤和(東京国際大)が2日、甲子園での全体練習に参加。来季へアピールする快投を誓った。「いい打者も多いし、やりがいはある。楽しみです。とにかく腕を振って、真っすぐでどこまで通用するか試したい」。母校・東京国際大の古葉竹識監督(76)から「来年へつなげろ」と激励され、気合十分。阪神の新人では2007年の小嶋以来5年ぶり、大卒新人に限れば04年の筒井以来8年ぶりとなるプロ初登板初先発初勝利を目指す。
では、伊藤の今日のピッチングを詳しく紹介します。 (情報源・Yahoo! スポーツ 一球速報)
1回裏
1.大島洋平
(1) ストレート 142km/h 見逃し
(2) スライダー 114km/h ボール(ワンバウンド)
(3) ストレート 140km/h センター前ヒット
2.荒木雅博
(1) ストレート 139km/h ボール
(2) ストレート 137km/h 空振り(盗塁成功)
(3) ストレート 140km/h ボール(バント構え)
(4) ストレート 139km/h ボール(バント構え)
(5) ストレート 138km/h ファウル
(6) スライダー 131km/h ファウル
(7) ストレート 143km/h 2塁打 (ライトへ)
3.森野将彦
(1) ストレート 144km/h 見逃し
(2) ストレート 143km/h ボール
(3) スライダー 126km/h ボール
(4) ストレート 143km/h ファウル
(5) チェンジアップ 127km/h ボール(ワンバウンド)
(6) スライダー 125km/h 四球(ワンバウンド)
4.ブランコ
(1) ストレート 140km/h ファウル
(2) ストレート 142km/h セカンドフライ(インフィールドフライ)
5.和田一浩
(1) スライダー 130km/h 見逃し
(2) ストレート 143km/h ボール
(3) ストレート 142km/h ボール
(4) ストレート 142km/h ボール
(5) スライダー 130km/h 見逃し
(6) スライダー 131km/h 四球(エンドラン)
6.平田良介
(1) スライダー 129km/h サードライナー
7.谷繁元信
(1)ストレート 140km/h ファーストゴロ
25球、被安打2 与四球2 よく1失点で抑えたという印象。ランナーを背負っても大量失点しないのは、大学時代と変わらない!
2回裏
8.堂上直倫
(1) ストレート 139km/h 見逃し
(2) スライダー 113km/h ファウル
(3) スライダー 126km/h ボール
(4) スライダー 130km/h セカンド内野安打
9.伊藤準規
(1) ストレート 138km/h 送りバント
1.大島洋平
(1) チェンジアップ 124km/h ボール(ワンバウンド)
(2) ストレート 142km/h ボール
(3) ストレート 140km/h ファウル
(4) ストレート 142km/h ショートゴロ
2.荒木雅博
(1) ストレート 142km/h ボール
(2) スライダー 129km/h ボール
(3) スライダー 130km/h 見逃し
(4) スライダー 127km/h レフトフライ
13球 被安打1 先頭バッターに出塁を許し、得点圏に進められたが、初回にヒットを打たれた大島・荒木を打ち取り、無失点。
3回表
伊藤和雄、プロ初打席
対戦したのは中日の将来のエース候補・伊藤準規91年1月生まれの21歳、高卒の4年目。 (伊藤和雄は89年12月生まれ、大卒1年目)
(1) ストレート 144km/h 見逃し
(2) スライダー 117km/h 見逃し
(3) ストレート 150km/h ボール
(4) ストレート 147km/h ボール
(5) ストレート 145km/h ファーストゴロ
3回裏
3.森野将彦
(1) ストレート 142km/h センター前ヒット
4.ブランコ
(1) ストレート 143km/h ファウル
(2) ストレート 140km/h ボール
(3) スライダー 129km/h ボール(ハーフスイング)
(4) ストレート 141km/h ボール
(5) ストレート 139km/h 四球
5.和田一浩
(1) ストレート 143km/h ボール
(2) ストレート 140km/h ボール
(3) ストレート 142km/h ショートゴロ(セカンド送球ミス 1点)
6.平田良介
(1) スライダー 127km/h ボール
(2) スライダー 129km/h ファウル
(3) ストレート 141km/h ボール
(4) ストレート 140km/h ファウル
(5) スライダー 127km/h ライトフライ
7.谷繁元信
(1) ストレート 141km/h 見逃し
(2) スライダー 130km/h 見逃し
(3) ストレート 141km/h ボール
(4) スライダー 131km/h 空振り三振 (ワンバウンド)
18球、被安打1 与四球1この回も先頭打者にヒットを打たれる、守りのミスで1点取られたが、ベテラン谷繁(42歳・24年目)からプロ初奪三振を奪う。
4回裏
8.堂上直倫
(1) スライダー 127km/h ボール
(2) スライダー 127km/h センター前ヒット
9.山本昌
(1) ストレート 133km/h ファウル(バントファウル)
(2) スライダー 125km/h 見逃し(バント構え)
(3) ストレート 137km/h 空振り(スリーバント失敗・バントファウル)
1.大島洋平
(1) ストレート 136km/h ライト前ヒット
2.荒木雅博
(1) ストレート ?km/h ボール(ウエスト)
(2) ストレ-ト 140km/h 空振り(盗塁成功)
(3) ストレート 138km/h ライト前ヒット(1点)
3.森野将彦
(1) チェンジアップ 122km/h ボール
(2) スライダー 127km/h ボール(ワンバウンド)
(3) スライダー 126km/h 犠牲フライ(ライトへ・1点)
4.ブランコ
(1) スライダー 125km/h ショートフライ
13球、被安打3 4回続けて先頭打者にヒットを打たれてしまう。上位打線に打ち込まれ1失点。
試合後のニュース記事
プロ初登板の阪神・伊藤和が4回4失点
デイリースポーツ10月3日(水)20時25分配信
「中日‐阪神」(3日、ナゴド)
阪神のドラフト4位ルーキー、伊藤和がプロ初登板初先発し、4回4失点(自責3)で降板した。
1‐0の一回に大島、荒木の連打で同点とされると、三回は味方の失策で1点を失った。四回にも3安打を集中されて2点を奪われ、五回の打席で代打を送られた。
伊藤和は「変化球があまりよくなかったので、ストレート中心の苦しい投球になってしまいました。毎回先頭打者の出塁を許す展開にしてしまったのは自分の力不足です」とコメントした。
阪神・伊藤和は黒星デビュー プロ初登板初先発も4回4失点
サンケイスポーツ 10月3日(水)21時0分配信
(セ・リーグ、中日4-1阪神、最終戦、中日16勝7敗1分、3日、ナゴヤドーム)阪神D4位・伊藤和(東京国際大)がプロ初登板初先発したが、4回7安打4失点(自責点3)と打ち込まれて黒星を喫した。打線もわずか2安打に終わり、阪神は借金20に逆戻りした。
プロ初登板となった伊藤和は一回表に1点の援護をもらった。だがその裏、先頭・大島に安打を許すと、荒木の右翼線二塁打で同点とされた。
三回には一、二塁のピンチで和田に遊ゴロを打たせたが、二塁手・上本の一塁悪送球で勝ち越しを許した。
四回にも荒木の右適時打、森野の右犠飛で2点を奪われ、4回4失点でマウンドを降りた。
打線も初回に鳥谷の中犠飛で先制したが、その後は4投手の前にわずか2安打に抑え込まれ、ルーキーを援護することができなかった。
【阪神】伊藤和、初登板も4回4失点降板
日刊スポーツ 10月3日(水)21時7分配信
<中日4-1阪神>◇3日◇ナゴヤドーム
阪神ルーキーの伊藤和雄投手(22=東京国際大)はプロ初登板初先発で白星をもぎ取れなかった。1点リードの1回裏に1失点すると、3回には味方失策も絡んで勝ち越し点を許す。4回には3安打で2点を奪われ、4回7安打3四球4失点で降板。「今日は変化球があまり良くなかったので、ストレート中心の苦しいピッチングになってしまいました。毎回、先頭打者の出塁を許す展開にしてしまったのは自分の力不足です」と反省した。
阪神タイガースは、今日の敗戦で5位が確定。 このオフの成長・アピールによっては来年伊藤投手が一軍で活躍する場面も増えると思う。
同期入団で同姓の伊藤隼太(慶應義塾大卒)と投打の若い伊藤の活躍で猛虎復活を期待する。
では、ここで大学時代に伊藤対決の写真を。昨年春の大学野球選手権。伊藤和雄投手を擁して、初のリーグ制覇、初の大学選手権で、1回戦(龍谷大)2回戦(東京情報大)3回戦(日本体育大)と初出場ながらベスト4の大躍進。 慶応大に4-6で競り負け、ベスト4どまり。
準決勝の相手は東京六大学の慶應義塾大学、ここまで連戦連投の伊藤和雄は先発したが、3回途中で交代した。
1回だけ対戦が実現した、伊藤和雄(東京国際大)vs伊藤隼太(慶應義塾大学)
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結果は空振り三振! 試合は負けたが、伊藤対決はTIU・伊藤和雄に軍配!
母校TIUも、先週末、杏林大に連勝で勝点3、流経大・創価大を倒せば、初の秋リーグ制覇となる。
(TIUの杏林大戦のレポートは5日に更新します。 仕事があり、球場で観戦できませんでしたが、霞球会のページから情報を抜粋してまとめます。)
伊藤君も、TIU野球部もさらなる活躍に期待したい。