
先日の日曜日(平成28年10月30日)には剣山の初霧氷を、撮り逃すという失態をやってしまいましたが
雨ニモマケズ、風ニモマケズで宮沢賢治の一小節で、めげずに以前から気になっていた中尾山への道の
通行止めの解明が出来た事と今回、訪れた林道・木屋平~川成線沿いの紅葉が楽しむ事が出来たので
静かなる時間の中、楽しめた紅葉の様子を送ります。

林道・木屋平~川成線は数年前に美馬市・木屋平と那賀町・木沢の川成地区を結ぶ林道として木屋平側の開通により
那賀町へのアクセスが早くなったルートでもあり剣山スパー林道へのアクセス・ルートの一つでもあります。
そんな、林道は以前から木沢・木屋平を結ぶ川成峠へと繋がるルート・・・私が以前、木屋平の初老の方から
聞いた話の中に、今のように車などで行ききが、出来なかった時代唯一の交通手段は人の足がたよりでした。
この事からも他集落へのアクセスとしては、時間が短縮出来る山の低い鞍部を超える峠は重要な交通の要でもありました。
そんな、交通の要所として木屋平と木沢を結ぶ峠の一つとして川成峠がありました。
お話はここからですが、当時 木屋平には医師がいなく病人が出たら大変だったそうです!
特に夜間などに急病人などが出た時などは、大変だったとか!しかし木屋平にはいなかった医師も木沢の
川成地区にはいたそうです。そのため病気・けが人を見てもらうため夜、提灯やたいまつを持って
医師を何時間もかけて往復し処置を施してもらったと言うお話を伺った事がありました。
今では、車や昼間であればドクターヘリなどでの搬送も可能な時代でもありますが、今の世の中を
考えると昔の人の苦労が見えて来る、お話を故人から伺った時でもありました。

そんな川成峠へのアクセスも林道が抜けた事により剣山スパー林道を返して川成集落まで焼く1時間30分くらい
で木屋平~木沢間を行き来るようになりました。
以前は、川井峠を越えて神山町へそこから、神山~木沢との境にある土須峠を越えて行っていましたから
木屋平から木沢に入る事が出来るようになりアクセスも早くなりました。
そんな、川成峠までの紅葉は静かな環境のもと色鮮やかに彩られた様子を伺う事ができました。

赤や黄色に彩られた紅葉・・・剣山スパー林道には沢山の2輪ライダーの人も訪れていましたが、
こちらは、訪れる人も少なくゆったりとした気分で紅葉を楽しむ事が・・・春のアケボノ・ツツジとならんで
山を楽しめる場所でもありました。
この後、時間もあった事から川成峠から当野石峠への尾根歩きへ・・・残念ながら当野石峠までは行けませんでしたが
行く間の光景は何とも言えない場所がありました。次は当野石までを歩きたいと思った山歩きも楽しんだ
川成峠周辺の紅葉でもありました。
