三河武士がゆく

日本史や地域のお話し。
特に幕末や戦史をメインにしています。

※順次HPからこのブログへ引越します

山本五十六長官の国葬とブギウギ

2023年12月12日 19時20分37秒 | 雑記
山本五十六長官の国葬とブギウギ

先週のブギウギ、山本長官の国葬からスタートしました。
むのたけじ氏は、朝日新聞記者として国葬の記事を書いていたそうです。

以前このブログで、「一つの歴史の体験のしめくくりをきちんとしなければ、同じような過失が、同じ手順で繰り返される」という、むのたけじ氏の言葉を取り上げました。

「昨日まで米英撃滅を書きまくった同じペンで、今日はその支配者に追随することはペンの良心が許さない」として、朝日新聞社を退社したそうです。

戦時中に限らず、信じる道を強制的に他人に歩ませようとする人は、現在でもいるかと思います。

戦後、価値観が一変したとき、その責めを負わずに手のひらを返して、主導的・指導的ポジションに返り咲いた人達もいたように、実は精神的に脆い人も中にはいるのかなと。(井上成美大将のような生き方は普通ではできない)

(手のひらを返すと言えば、芸能報道のあり方も同様)

人間が考える価値。何が良くて、悪いのか、そういうものは、その時々で変わってしまう。
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山田太一と豊橋市

2023年12月02日 22時24分56秒 | 雑記
山田太一と豊橋市

脚本家の山田太一氏が亡くなった。

NHK土曜ドラマ『男たちの旅路』を毎週、真剣に見ていた。
10代の私にとっては、暗くて、重い内容であったが、鶴田浩二と水谷豊の掛け合いに、いつしかひきこまれていった。
当時仲のよかった、友人も同じようにテレビにかじりついていたようで、番組の内容でなぜか盛り上がった。

その、山田太一の兄が豊橋市に住んでいて、妹と一緒に遊びに来たという話が、『親ができるのは「ほんの少しばかり」のこと』に載っていたことを思い出した。ちょっとせつない内容である。

CBC製作の『旅の途中で』のロケは豊橋市だったそうだが、山田太一はどんな思いだったのだろうか?
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近藤勇狙撃、戸塚文海、小野友五郎、戸塚環海

2023年06月20日 15時05分46秒 | 雑記
慶応3年12月18日、二条城から伏見への帰り道、新選組の近藤勇が狙撃され負傷しています。
新選組によって殺された伊東甲子太郎一派による待ち伏せでした。

負傷した近藤勇は大坂城で治療を受ける事になり、翌年1月3日始まった鳥羽・伏見の戦いは参加せず、帰府の後、医学所で松本良順の治療を受けています。

『新選組史料集』の解説には松本良順の治療を受けるため下坂したような記述があるが、良順はこの時大坂にはいないと思う。

当時の若年寄の記録に拠れば、会津藩より申し出があり、平塚久海という医師が遣わされている。近藤には徳川慶喜から療養のために夜具と黄金を与えられたという。

日付は異なるが「島田魁日記」にも「大樹君ヨリ御使者」が遣わされ、近藤勇は大坂城二の丸で養生したとある。

近藤勇の治療にあたった医師「平塚久海」とは奥医師であった「戸塚文海」のことでしょうか?文海は当時大坂におりました。

小野友五郎と文海は関係があり、友五郎が天文台勤務の頃、文海から西洋語を、友五郎から文海へは算術を教えあったそうです。

またこの文海の養子「戸塚環海」は八名郡賀茂村(現豊橋市賀茂町)出身でもあります。
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ムツゴロウの喧嘩と大きな動物との向き合い方

2023年04月08日 10時14分15秒 | 雑記
ムツゴロウの喧嘩と大きな動物への接し方

意外かも知れないが著書によれば、畑正憲さんは、喧嘩が強かった。

大原則を述べている。
ひるまない。
遅れない。
遠慮しない。

小学5年生の時、上級生と喧嘩になり、何発殴られようが、一矢報いてやるという気持ちで先制攻撃をして勝ったのが転機となったそうだ。

この非情なばかりの攻撃性と動物たちと親しむ姿はマッチしないかも知れない。

テレビなどでは、猛獣と親しむムツゴロウの接近方法が、動物へのフレンドリー感に拠るというような、優しさが全面的に取り入れられるような表現が見られるが、そうではないように思う。

命のやり取りをする緊張感のなかで、相手と向きあうことを愉しんでいたのかも知れないと思うのである。

初めましてのライオンとなどの猛獣は、この気魄に圧倒されて従わざるを得ない情況に追い込まれたのかも。犬猫などは言うに及ばない。これを、動物への心を開いたフレンドリー精神だと思って、同じようなことをしたら、たちまち命の危険にさらされることになるのではないか。

秩序の安定の上に、あるいは安定のために信頼感が生まれることは、人間の社会でもある。

「あ~こうだった」

私は、おそらく1977年頃からムツゴロウの文庫本を読んでいた。
亡くなられたことで、何十年ぶりかに一冊だけパラパラとめくって、飛び込んできた記述に目が留まった。

テレビは本を読むことよりも私のなかでは大きな印象を与えるようだ。
すっかり忘れていた。

ムツゴロウは、本能的な生物であり、理知的でもある。そうであるが故に、読者や視聴者には魅力的であり、錯覚をおこしたりもする。誤解も生ずるのだろう。

そういうことを忘れていた。
最近、YouTubeの柴犬の動画を毎日のように見て、心がほっこり、平和ボケしている筆者にとっては、
良い意味で、自然の厳しさも思い出させていただいた。

「情況や動機がまったく違うけれど、大きくて危険な動物の前にひょいと立った時が、喧嘩の前のあの空白状態に似ていなくもない。心の中の屈折した部分がなくなり、何がどうなってもいいやという気になっている。くよくよ思い煩って以内、一種の捨身の状態は同じだと言ってもよい。片方は喧嘩で、片方は相手の心の中に入るためであり、目的はまったく違うけれど、心の真空状態は一つしかないのだろう」(『ムツゴロウの少年期』)

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新型コロナは、大丈夫だから5類に引き下げるのか?

2023年01月27日 18時10分20秒 | 雑記
そもそもの話、新型コロナの5類引き下げですが、私がいちばん関心を持っているのは次のことです。

5類に引き下げるから、大丈夫なのか?

大丈夫だから、5類に引き下げるのか?

私のなかでは、大きな違いがあるのです。


5類になったので、マスクはしなくてもよい?
マスクをしていない人が増えたから、マスクをしなくてもよい?

重症化の可能性がある人や、家族に同様の方がいる人は、どうするのでしょうか?
危険を感じている人は、マスクを続けることでしょう。

同調圧力も怖いが、判断力が鈍るのもまた怖いです。
政治家の意思決定が集団思考になっていないことを信じたいです。
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「もうかんじ(モーカンジー)」は、「蒙古人」

2022年09月15日 07時05分00秒 | 雑記
「もうかんじ」のことを載せてから15年が経ち、今年になって地元に縁のある方から2件の情報をいただきました。

蒙古襲来(元寇)が日本人に与えた強烈なインパクトが、約750年もの間、子供のしつけに利用されることで脈々と受け継がれてきたといえます。

地元に伝わる言葉のなかから、古い時代の歴史や文化の痕跡を探すというのもおもしろいと思います。

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「ちむどんどん」は、若者へのメッセージだ!

2022年09月14日 11時18分49秒 | 雑記
「ちむどんどん」113回を見て。

若いときは、先輩からのアドバイスを真に受けて、しゃにむにぶつかっていくというようなことありませんでしたか?

インターネットもスマホも何もない時代です。

そして、うちのめされる。

これを、くり返していく事で、たぶん成長する?

ドラマの細かな設定など気にせずに、筋書きを受け入れる単純さがまだ自分には残っていると思い、少し安心しました。

そういうものを、若い人に伝えたいのじゃないのかな?

「失恋はなぁ、名誉の負傷じゃないんだから」
「えらそうに、見せびらかすんじゃないんだよぉ」

「くたびれたなんてことはなぁ」
「なんじっぺんも失恋した男の言う言葉なんだよ」

「お前まだ若いじゃない。ええっ」

「燃えるような恋をしろ、 大声出して、のた打ちまわるような、 恥ずかしくて、死んじゃいたいような、恋をするんだよ」

「ホッとしたなんて情けないこと言うなバカヤロー、さみしいよオレは」
「満男、頑張れよ。今度会うときはもっと成長してろよ」
「みんなによろしくな」  

男はつらいよ47作目 拝啓車寅次郎様
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加納御前、亀姫がくる! 

2022年09月09日 11時25分39秒 | 雑記
「もうかんじ」ではありませんが、各地に地域限定の恐怖対象があったようです。

岐阜市在住の友人から。
加納には、子供が悪さすると「加納御前・亀姫が来る」という伝説があったそうです。

加納城は、一時期奥平信昌(貞昌)の居城でした。信昌と言えば、長篠の籠城戦で有名です。信昌の妻が、徳川家康の長女亀姫(母は築山殿)です。

また、北伊勢には、「がもうじが来る」という伝説も。「がもうじ」とは、蒲生氏郷らしいとか。
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「ちむどんどん」の展開についていけない!

2022年09月09日 09時45分44秒 | 雑記
ドラマの展開意についていくことができない人、できる人、それぞれだと思います。

「男はつらいよ」「北の国から」「水戸黄門」など見ていたので、違和感はありません。

さらには、経験です。
似たような体験をしたことがあると、「あるある」に変わるのです。

ついて行けない方は、これからの人生で、似たような場面に出会したとき、ドラマのワンシーンを思い出すかも。

はやく「ニガナの白和え」食べてみたい。
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名場面「ちむどんどん」と「男はつらいよ」、寅さんと満男のワンシーン

2022年09月08日 23時48分13秒 | 雑記
8月30日の「ちむどんどん」(102話?)、善一と智のワンシーン。

「姉の暢子に振られて、妹の歌子を好きになるとか、デージかっこ悪いじゃ無いっすか」

「カッコ悪くていいわけよ」
「男はなぁ、人を好きになるとカッコわるくなる」

これを見ていて、ピンときた人は多いのでは。


「失恋はなぁ、名誉の負傷じゃないんだから。
えらそうに、見せびらかすんじゃないんだよぉ」

「くたびれたなんてことはなぁ」
「なんじっぺんも失恋した男の言う言葉なんだよ」

「お前まだ若いじゃない。ええっ」

「燃えるような恋をしろ、 大声出して、のた打ちまわるような、 恥ずかしくて、死んじゃいたいような、恋をするんだよ」

「ホッとしたなんて情けないこと言うなバカヤロー、さみしいよオレは」
「満男、頑張れよ。今度会うときはもっと成長してろよ」
「みんなによろしくな」  

男はつらいよ47作目 拝啓車寅次郎様

「ちむどんどん」も「寅さんも」、鼻の奥がツンとして、心がジーンとなる。
少し似ているかね。

私は、応援しています。
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