今週に入ってから、体調がすこぶる悪くなり、仕事から帰ってきたら泥のように寝る日が続いた。
そんな中、6/21(水)に平成29年度春期情報処理技術者試験の合格発表がIPAのHPで行われた。
昨年は、色々な理由により棄権したため、事実上1回目の受験となった、今回。
さすがに情報処理技術者試験の中でも最高峰の試験となるため、本当に難易度が高かった。
結果を真摯に受け止めよう。。。
結果は、
ご、合格!!!
おっしゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
情報処理技術者試験の最高峰の試験区分に1発合格したぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
素直にうれしかった。
本当に、頑張ってよかった。
今年に入って、母親が倒れ、危機的状況からの奇跡的な回復を遂げ、それだけで本当に良かった。
その間も、母親が頑張るなら、私も仕事や自己啓発、サッカー指導に全力投球しようと近い、これまで過ごしてきた。
その結果、最高の形で結果がついてきた。
改めて感じた。
最後まで全力を尽くすことと最後まで諦めないこと。
結局、どんなことでも行き着くところはここではないだろうか?
***
この試験の学習を振り返る。
この試験区分だけは、他の試験区分と違って、開発系の試験ではない。
常に第3者的観点で、かなりあるべき論を展開する必要がある。
例えば、相互牽制を図るために、従来は入力業務と承認業務を一人で実施していたが、
不正がリスクを排除するために、これらの業務を分担制にする。といったことである。
つまり、実際問題そんなこと無理じゃない?だって、人もお金もないんだもん!と実情を
出し過ぎてはいけない試験だということ。
午後Ⅰ試験については、それが顕著だった気がする。
問題文の中に、これを放置するとリスクがあり、経営的に問題が生じるポイントが埋め込まれていた。
そして、そのポイントを突いて、システム監査基準とシステム管理基準をベースに、リスクを排除する
ための助言をするもしくはリスク自体を答えさせる問題が多い。
この試験を受けている最中(特に午後Ⅰ試験と午後Ⅱ試験)、常に頭に入れておいた言葉がある。
1点目は、「●●されているか?」である。
2点目は、この試験は、以下の3点に集約できるのではないかと仮説を立て、これも頭に入れておいた。
①予防牽制機能(過失が入らないか?不正が入らないか?ダブルチェックされているか?)
②誤謬適示機能(問題が発生したときに即座に検知できるか?)
③修正回復機能(問題が発生したときに正しい状態に回復できるか?)
この2つを頭に叩き込んだ上で、問題を読むと案外すっと解答できる問題があった。
そして、もうひとつ。
それは、監査のプロセスをしっかりと押さえること。
監査は、大きく分けると、
①監査計画の立案(中長期計画⇒基本計画⇒個別計画)
②監査の実施(予備調査(監査証拠の入手)⇒監査手続書の作成⇒本調査(監査証拠の入手)⇒監査調書作成⇒評価・結論)
③監査報告
④フォローアップ
の4プロセスである。
試験で問われるのは、大体②である気がする。
午後Ⅱは、問題文に合わせて、①~④のどこかにフォーカスを当てながら、
それ以外の部分をさりげなくちりばめた。
例えば、監査手続に関する問題であれば、
・●社の個別監査計画を基に、
・●●業務に関する予備調査を実施して、
・判明したことに対して監査手続書を作成した。
・そして、本調査を実施し、評価・結論を述べた。
といった感じだ。
午後Ⅱ試験では、監査手続が問われる問題が多いように感じる。
設問アでしっかりと論述に当たっての前提条件を書き、
設問イとウで予備調査で分かった状況と監査証拠を具体的に書きつつ、
その中でどのようなリスク要因が潜んでいて、
どの部分を本調査で具体的かつ現実的な手法で本調査するか
を書く必要がある。
特に難しいのは、(設問ア~ウにかけて)一貫して入手した監査証拠を使って、
どのように監査手続きを実施するかである。
ドキュメントかヒアリングになるのが一般的であるが、監査人が全てのドキュメントを査閲するのも
現実的ではない。どうやって調査すれば、現実的に監査が行えるかを考えて論述する必要がある。
これは、本当に大事だなと感じた。
なぜならば、監査手続書にしたがって本調査をする場面を想定したときに、
一見正しいことを記述しているように見えても、実際に本当にそれできる?と
採点官に思われてはNGであること。
今回に限って、再現論文を書けなかったことが残念であったが、
とりあえずは自分にご褒美をあげたいと思った!
次は、秋試験。
3度目のリベンジである、ITサービスマネージャを刈り取るようにしっかりと努力していきたい。