あの前橋での全国からもう1週間経ってしまった
まるで夢物語のような4日間だった
大会2日目第二試合は伊王野×勝北
うちはこの試合の勝者との対戦だった
試合も終盤 ポツポツと雨が落ちてきた
やっぱし降ってくるんやあ
ところが雨だけじゃ無かった
だんだん風が強くなり雨避けに用意してたターフが飛びそうになった
とても支えきれないので諦めて畳んだ
試合がすぐに始まるのかと思いきや
相手が試合が終わったばかりなんで時間を取りますってことでしばし待機
そのうち更に風が強くなり土ぼこりで目を開けてられんかった
急いで風当たりの弱いとなりの建物の陰に避難
審判さんも記録員さんも非難
他の3面では試合続行中なのが不思議なくらいだった
どうやらD面が一番風の抜けがいいようだった
もう無理やろうと思ってたけど大会本部の方らしい人の
「始めなきゃダメやろう」の一声で
躊躇してた審判員さんから整列の声が掛かった
3塁側のベンチはライト方向からの風でまもとに顔を上げられなかった
先攻伊王野クラブ
ここで先頭打者が右中間へ大きな当たりを打った
絶対抜けたと思ってたらライトからの強風に押し戻され
その打球をセンターが好捕!
ラッキーガールのツキはまだまだ持続してた
投手は滑るボールと強い風に苦しみながらも何とかしのいだ
初回裏のうちの攻撃
先頭が四球で出塁
初球次の打者がバント
これが3塁前ファールゾーンへの小フライになった
伊王野三塁手が猛然とダッシュしてこれをダイビングキャッチのスーパープレー!
うちも伊王野もファインプレーが悪天のなか出て流れがどっちに傾くか微妙だった
それでも投手はやっぱり投げるのに四苦八苦
その走者を暴投で3塁にまで進めてしまい
内野ゴロの間にうちが先制点を取った
2回裏
今度はうちの投手が大ピンチ
四球と死球で走者2人が出てパスボールも重なって
無死2・3塁・・・
次の打者にファール2つとボール1つで
1ボール2ストライクの場面で主審からタイムが掛かった
どこからか来た審判員の偉いさんらしい人が試合を止めたのだ
両チームすぐさま屋根下やら建物の陰に避難
ネット裏のテントもぶっ飛びそうだったんですぐさま撤収
暫く経っても収まりそうな気配はなくむしろひどくなってった
バスを近くまでまわしてもらいまた待機
ネットや電線がうなりをあげ
台風の直撃の暴風雨のさなかみたいだった
雨風と共に気温も急降下して吐く息が白く見えた
監督が本部へ行ったみたいだったけど
スマホをバスの中に置きっぱなしだったため状況がまったく分からず
何処にいるのか見当も付かず バスの中でじっとしてるしかなかった
ものの30分くらいでまったく違う天候になってびっくりした
今になって思うのは4面同じ状況にしてほしかったってこと
早い時間から始めてどんどん進めてったA・B面に対し
かなり遅くから始めたC・D面
結局3面がサスペンデットになりA面だけ降雨コールドで試合成立した
天候の悪化が予想出来たのだから
第1試合から試合開始時間を忠実に守って
各面同時に進行してればこんなに進行の差ができずに済んだんじゃないかと思う
大人でさえ真っすぐ立ってるのが難しい状況で
試合開始を促しに来た大会本部の判断にも疑問が残った