前橋全国の裏話である
もうあれから3週間経つけど
もっとずっと前やったみたいな感じがする
3月31日(土)
あの日午後から突然襲ってきた暴風雨のため
4回戦の試合はサスペンデットになり早々に宿舎へと戻った
我々の宿舎は赤城山の少年自然の家
道中山を見ると・・・・
山頂付近が白っぽいではないか
ついには坂を下ってくる車の屋根には雪が積もってる車も見えだした
そのうち先行してた子ども達の乗ったマイクロバスのm監より一報が・・・
「いい感じに積もってますよ~ こりゃ登れんかもね・・・」
そんなのん気な話じゃなくてかなりヤバイ話だった
なんせあの急でうねった上り坂を上がって行かなくちゃ
宿舎までたどり着けないのだから
って思ってる間にマイクロバスは進み
辺りはどんどん雪が深くなっていった
そのうち黒いアスファルトは見えなくなり完全な圧雪路面になった
幸いにもマイクロバス2台と道具車のハイエースはスタッドレスタイヤのままだった
けどとてもあの急坂は登れんと思った
そしてスタックしてるうちの車達が居た
最初に動けなくなったのは子ども達のバスで
そのバスを救援するために次々と停車したらしい
バスはまた何とか動き始めて登って行ってしまったけど
ハイエースが悪戦苦闘の真っ最中だった
ハイエースは地元の方であろう四駆車に引っ張ってってもらい登ってった
さて自分が乗ってた親バス
そんな新しそうなタイやじゃないため虚しく空転するのみであった
出発するときこのバスの荷物室にタイヤチェーンがあるのを知ってたから
どうしようもなくなったらチェーンを出せばいいと思ってたが
もうこうなったらチェーンを捲くしかなかった
地吹雪が舞うかなり寒い中五年ぶりくらいに無事装着完了
軍手をしてけどすぐに濡れて手が痛いほど冷たくなった
そして何とか無事に宿にたどり着いたのであった
最高点標高1400mから少し下ったところに自然の家がある
これだけ標高が高けりゃもう完全に山の天候でも仕方ない
これが初日に着いたときの画像
最初はシラカバ林に囲まれたここの残雪に驚いたもんだったけど
この日は残雪どころの騒ぎじゃなかった
そして当然の如く翌朝はコチコチに凍った圧雪道路を
怖々登ってそして下って試合会場に向かったのだった
雪にそこそこ慣れてる我々なんでまだよかったけど
これが雪に無縁のところから来たチームだったら
大変なことになってたのは間違いない
タイヤチェーンが載せてあって助かった
まさに 「備えあれば憂いなし」 であった
宿舎の中は外観とは裏腹に
キレイだし広いし食事もOKだったし
他に泊まっている人はいなくて貸切状態だし
自然の家としては文句なしであった
ただしこの新たな積雪がなけりゃ・・・ではあるが・・・