宮澤賢治の里より

下根子桜時代の真実の宮澤賢治を知りたくて、賢治の周辺を彷徨う。

下根子桜(6/6、さらに拡がっている病巣)

2018年06月20日 | 賢治関連
 昨年の夏のことだが、羅須地人協会跡地の高台の大木のハリギリが枯れ始めていることに気付いた<*1>。そして今年になったならば状態はさらに悪化。
《1 ハリギリの左半分は完全に葉っぱなし》(平成30年6月6日撮影)

《2 一方、右半分はこんな状態》(平成30年6月6日撮影)

《3 多少葉っぱは出ているものの》(平成30年6月6日撮影)

《4 見るも無惨》(平成30年6月6日撮影)

《5 そしてその右側のケヤキも心配していたとおり》(平成30年6月6日撮影)

《6 葉っぱの出方が奇妙》(平成30年6月6日撮影)

《7 さらに吃驚、今回気付いたのだが、ハリギリの左側のケヤキ(写真では中央の大木)も変》(平成30年6月6日撮影)

《8 葉っぱの出方が同じように奇妙だ》(平成30年6月6日撮影)


 どうやら、2年程前までは立派すぎるほどの下根子桜の高台のハリギリの大樹<*2>だったが、この2年足らずで何とあっけなく今完全に枯れ尽きようとしている。一体どんなとんでもない輩がこの大木の中に巣食ってしまったが故に枯れてしまうのだろうか。しかもそれはハリギリだけではなく、両隣のケヤキの大木にまでその悪影響は及んでいることが危惧される。
 そして、羅須地人協会跡地の大木の幾本かがこのように極めておかしな状態にあり、それが確実にさらに悪化・拡大しているようだということを指摘し、しかもそのことを声に出して憂慮・警告している人を私は殆ど知らない。

 このまま手をこまねいていると、どんどん病巣が広まり、皆が気が付いた頃には最早取り返しのつかない事態を招きそうだ。
 賢治の活動のベースでもあったこの場所が今この為体にあることを、賢治はさぞかし嘆いていることだろう。 

<*1:註> 〝下根子桜(後編、8/10)〟の
 《18 ハリギリの大木半分以上が枯れていた》(平成29年8月10日撮影)
を参照されたい。
<*2:註> 〝下根子桜(8/21、その他2)〟の
 《28 ハリギリ》(平成27年8月21日撮影)
 《29 〃 》(平成27年8月21日撮影)
あるいは、〝下根子桜八景(6/16、#1)〟の
 《19 このでっかい木はハリギリのようだ》(平成27年6月16日撮影)
を参照、されたい。

 続きへ
前へ 
 ”宮澤賢治の里より”のトップへ戻る。
 この度、『本統の賢治と本当の露』(鈴木守著、ツーワンライフ出版、定価(本体価格1,500円+税))を出版いたしましたのでご案内申し上げます。

 本書は、「仮説検証型研究」という手法によって、「羅須地人協会時代」を中心にして、この約10年間をかけて研究し続けてきたことをまとめたものです

 現在、岩手県内の書店での店頭販売やアマゾン等でネット販売がなされておりますのでどうぞお買い求め下さい。
 あるいは、葉書か電話にて、『本統の賢治と本当の露』を入手したい旨のお申し込みを下記宛にしていただければ、まず本書を郵送いたします。到着後、その代金分として1,620円(本体価格1,500円+税120円、送料無料)分の郵便切手をお送り下さい。
      〒025-0068 岩手県花巻市下幅21-11 鈴木守
               電話 0198-24-9813


最新の画像もっと見る

コメントを投稿