「安かろう、まずかろう」から、「安かろう、うまかろう」になって
それから「安かろう、悪かろう」へ。
・・・昔は「安かろう、悪かろう」が常識だったわけだから、これは
「安全性」を商品価値としてうたってる企業の偽装の問題でもあるなぁ。
生協の「手作り餃子」、カタログに「万全の管理」(朝日新聞) - goo ニュース
もともと安いものには裏がある。
いや、もうこうなってくると、ある意味、価格は関係ないかも(や、実際はあるんだけど)。
実質的な利益誘導や中間搾取がどれだけ行われていても
最終ユーザーには関係ないから。
中国自体が、世界の工場としてグローバル・スタンダードを意識し、
これまでの中国体質を抜け出す努力=チャイナフリーをしなくては。
いままでしてなかったのか、という部分は今はさておき。
(もしかしたら以前はしていた努力の放棄もあるのかも。
日本のどこかの有名企業や老舗のように・・・)
それを委託サイドはきちんと、自社のサプライチェーンとして
管理しなければ。海外だから、というのは、実際のところ
企業事情であって(ユーザーのため、と言い訳されがちなコスト削減も含めて)
目が届かない・チェックできない、ビジネス体質が違う等
物理的・文化的に当然のことを今更言い訳するのは企業努力の放棄だと思う。
弟がずっと中国に出張にいって、先方との交渉を担当していた関係で
よく商慣習の違い、価値観・常識の違いは聞かされていた。
「指示が伝わらない、守らない、とんでもないよ」という泣き言を聞くたび
「それをなんとかするのが仕事だろ」と、冷たく返していた。
要は、その違いをなくして、その企業仕様にしてもらうのが
ビジネスなわけで、そこには当然人件費含めたコストが大きく関わってくる。
ただ、初期努力を通じて一旦生まれた良好なパートナーシップ(システム含む)は、
相互にとって得難い・長期的に回収可能な企業エクイティとなる(はず)。
安い商品はたしかにユーザーにはありがたい。収入が上がらない現状では特に。
でも、それが正規の品質で値段が下ってはじめて企業努力が認められるわけで
食品偽装含め、品質を落し実質を変化させてしまったものは
利益のしぼりカスでしかない。
「なにもしない」「相手任せ」なこともまた共犯者である、という
意識が必要かな、と。
それは価格指向なユーザーも同じく。
もし安全が金で買えるのであれば。
というか、最低限の「安全欲求」はマジで徹底しようよ<中国企業
自国のユーザーも死んでる、んなの文字通り自殺行為じゃん。
今まできちんと努力を重ね、食品としての質を、コスト管理含めて
シビアに追求してきた企業も絶対にあるはず。
今は本気の企業にはチャンスかも。
それは、中国でも日本でも。
どちらの国の企業も消費者も、お互いに向上でき
「安かろう・よかろう」がかなう
いい&賢いパートナーシップを心から願います。
「農薬検出されず」中国側が会見、日本側と共同で調査へ(読売新聞) - goo ニュース
毒物混入、解けぬ謎 「ギョーザ包装時?」「故意では」(朝日新聞) - goo ニュース
千葉市の主婦に見られたような症状の激しさから、「残留農薬説」には否定的な見方が強まっている。
財団法人日本中毒情報センター理事の内藤裕史・筑波大名誉教授によると、メタミドホスは体重10キロの幼児なら0.3ミリグラム(推定値)という数滴にも満たない微量で中毒を起こす。ただ大人が急性中毒を起こすには、常識では考えられない量の野菜を一度に食べることになるという。
毒物学の専門家には、ギョーザの打ち粉に粉末の殺虫剤が紛れ込んだなど、毒物が直接混入したとみる人が少なくない。残留農薬が原因なら、2事件でパッケージからも毒物が検出された事実に説明が付きにくい。
最初にパッケージが汚染されたとする説もある。中京学院大中国ビジネス学科の久野輝夫助教によると、中国では10月1日の「国慶節」のころ1週間ほど工場が止まる。その前に虫の卵がつかないよう倉庫を燻蒸(くんじょう)する習慣があるという。
問題の製品は昨年10月1日と20日に製造されたとみられる。倉庫内に保管されていた袋も燻蒸され、薬剤が残った状態で休み明けにギョーザが詰められた――。
「包装に農薬が付いていれば、ギョーザ一つひとつを調べても検出されない。全国各地で被害が出たのは、その時の袋が各地に出荷されたからではないか」と話す。
輸入検査に穴 加工食品、農薬は対象外
厚労省は、輸入食品の約5%を抜き打ちで検査し、食品衛生法違反が見つかれば、検査命令などの措置で監視を強めている。食品安全部によると、問題のギョーザと同じ製造元の冷凍ギョーザは昨年1月以降で155回(約1230トン)の輸入があり、うち8回は検疫所でサンプル検査を受けたが、違反はなかったという。
しかし、いずれも細菌や添加物の量が基準の範囲内にあるかどうかの検査で、そもそも残留基準がない農薬は対象外だ。また、サンプル検査とは別に、輸入業者は検疫所に輸入届け出書を毎回出さねばならないが、記載内容は▽原材料▽添加物▽製造方法――で、加工品の原材料に使っている農薬まで申請する必要はない。
冷凍食品などの加工品に対する農薬のチェックを厳しくする場合、野菜ごとに異なる残留基準をどう設定するかが難しく、加工度が高いと検査自体が困難になるとの指摘もある。
メタミドホス、安価で広く使用 食中毒死亡事故も
中国南西部の雲南省では昨年12月、コメ粉のだんごを食べた23人が食中毒症状を訴えて入院した。中国メディアの報道によると、コメ粉にメタミドホスが残留していた可能性が高い。また、四川省でも04年3月と4月に食中毒症状を訴えた2人が死亡したが、メタミドホスを調味料と間違えて食品に入れたことが原因とみられている。
追記:今回の事件で「日本人は騒ぎすぎ」と中国のウエブに書かれてるらしい。
立場がまず違う、というのをさておいても、
騒ぎ過ぎかどうかの基準も当然違うわけで、
「中国人は騒がないすぎ」という見方もあるわけで
&確かに騒ぎすぎな部分はあるかもしれないわけで、
で、騒ぎすぎだと思ってる日本人も多分いるわけで。
それはまぁお互い様かもしれないけど、そういう国民なのですよ、
ということで大きくはOKかな、と。
てか、自分の家族が食べて重体になってたらやっぱ騒ぐわけで
どこまで当事者感覚がもてるかの違いもあるかな、と。
ただ、今回のこと含め、自国を批判してる中国人もたくさんいると思うけどなぁ。
公平に取り上げてくださいね<マスコミ様
非効率的な反日感情、反中感情をやたらと煽らないように。
追記2:私も、ガゾリン税のあのドタバタ劇がうやむやにされてる感に
マスコミの騒ぎすぎ・うやむや化を感じます。
といいつつ、こゆ記事を書く確信犯であるわけですが;;
個人として、情報の発信のされかたに関心があるので、
こういう大量のリアル情報でかつ関心領域のものが溢れてると、
自分なりに整理して傾向や法則性を見てみたくなっちゃう性;;
それから「安かろう、悪かろう」へ。
・・・昔は「安かろう、悪かろう」が常識だったわけだから、これは
「安全性」を商品価値としてうたってる企業の偽装の問題でもあるなぁ。
生協の「手作り餃子」、カタログに「万全の管理」(朝日新聞) - goo ニュース
もともと安いものには裏がある。
いや、もうこうなってくると、ある意味、価格は関係ないかも(や、実際はあるんだけど)。
実質的な利益誘導や中間搾取がどれだけ行われていても
最終ユーザーには関係ないから。
中国自体が、世界の工場としてグローバル・スタンダードを意識し、
これまでの中国体質を抜け出す努力=チャイナフリーをしなくては。
いままでしてなかったのか、という部分は今はさておき。
(もしかしたら以前はしていた努力の放棄もあるのかも。
日本のどこかの有名企業や老舗のように・・・)
それを委託サイドはきちんと、自社のサプライチェーンとして
管理しなければ。海外だから、というのは、実際のところ
企業事情であって(ユーザーのため、と言い訳されがちなコスト削減も含めて)
目が届かない・チェックできない、ビジネス体質が違う等
物理的・文化的に当然のことを今更言い訳するのは企業努力の放棄だと思う。
弟がずっと中国に出張にいって、先方との交渉を担当していた関係で
よく商慣習の違い、価値観・常識の違いは聞かされていた。
「指示が伝わらない、守らない、とんでもないよ」という泣き言を聞くたび
「それをなんとかするのが仕事だろ」と、冷たく返していた。
要は、その違いをなくして、その企業仕様にしてもらうのが
ビジネスなわけで、そこには当然人件費含めたコストが大きく関わってくる。
ただ、初期努力を通じて一旦生まれた良好なパートナーシップ(システム含む)は、
相互にとって得難い・長期的に回収可能な企業エクイティとなる(はず)。
安い商品はたしかにユーザーにはありがたい。収入が上がらない現状では特に。
でも、それが正規の品質で値段が下ってはじめて企業努力が認められるわけで
食品偽装含め、品質を落し実質を変化させてしまったものは
利益のしぼりカスでしかない。
「なにもしない」「相手任せ」なこともまた共犯者である、という
意識が必要かな、と。
それは価格指向なユーザーも同じく。
もし安全が金で買えるのであれば。
というか、最低限の「安全欲求」はマジで徹底しようよ<中国企業
自国のユーザーも死んでる、んなの文字通り自殺行為じゃん。
今まできちんと努力を重ね、食品としての質を、コスト管理含めて
シビアに追求してきた企業も絶対にあるはず。
今は本気の企業にはチャンスかも。
それは、中国でも日本でも。
どちらの国の企業も消費者も、お互いに向上でき
「安かろう・よかろう」がかなう
いい&賢いパートナーシップを心から願います。
「農薬検出されず」中国側が会見、日本側と共同で調査へ(読売新聞) - goo ニュース
毒物混入、解けぬ謎 「ギョーザ包装時?」「故意では」(朝日新聞) - goo ニュース
千葉市の主婦に見られたような症状の激しさから、「残留農薬説」には否定的な見方が強まっている。
財団法人日本中毒情報センター理事の内藤裕史・筑波大名誉教授によると、メタミドホスは体重10キロの幼児なら0.3ミリグラム(推定値)という数滴にも満たない微量で中毒を起こす。ただ大人が急性中毒を起こすには、常識では考えられない量の野菜を一度に食べることになるという。
毒物学の専門家には、ギョーザの打ち粉に粉末の殺虫剤が紛れ込んだなど、毒物が直接混入したとみる人が少なくない。残留農薬が原因なら、2事件でパッケージからも毒物が検出された事実に説明が付きにくい。
最初にパッケージが汚染されたとする説もある。中京学院大中国ビジネス学科の久野輝夫助教によると、中国では10月1日の「国慶節」のころ1週間ほど工場が止まる。その前に虫の卵がつかないよう倉庫を燻蒸(くんじょう)する習慣があるという。
問題の製品は昨年10月1日と20日に製造されたとみられる。倉庫内に保管されていた袋も燻蒸され、薬剤が残った状態で休み明けにギョーザが詰められた――。
「包装に農薬が付いていれば、ギョーザ一つひとつを調べても検出されない。全国各地で被害が出たのは、その時の袋が各地に出荷されたからではないか」と話す。
輸入検査に穴 加工食品、農薬は対象外
厚労省は、輸入食品の約5%を抜き打ちで検査し、食品衛生法違反が見つかれば、検査命令などの措置で監視を強めている。食品安全部によると、問題のギョーザと同じ製造元の冷凍ギョーザは昨年1月以降で155回(約1230トン)の輸入があり、うち8回は検疫所でサンプル検査を受けたが、違反はなかったという。
しかし、いずれも細菌や添加物の量が基準の範囲内にあるかどうかの検査で、そもそも残留基準がない農薬は対象外だ。また、サンプル検査とは別に、輸入業者は検疫所に輸入届け出書を毎回出さねばならないが、記載内容は▽原材料▽添加物▽製造方法――で、加工品の原材料に使っている農薬まで申請する必要はない。
冷凍食品などの加工品に対する農薬のチェックを厳しくする場合、野菜ごとに異なる残留基準をどう設定するかが難しく、加工度が高いと検査自体が困難になるとの指摘もある。
メタミドホス、安価で広く使用 食中毒死亡事故も
中国南西部の雲南省では昨年12月、コメ粉のだんごを食べた23人が食中毒症状を訴えて入院した。中国メディアの報道によると、コメ粉にメタミドホスが残留していた可能性が高い。また、四川省でも04年3月と4月に食中毒症状を訴えた2人が死亡したが、メタミドホスを調味料と間違えて食品に入れたことが原因とみられている。
追記:今回の事件で「日本人は騒ぎすぎ」と中国のウエブに書かれてるらしい。
立場がまず違う、というのをさておいても、
騒ぎ過ぎかどうかの基準も当然違うわけで、
「中国人は騒がないすぎ」という見方もあるわけで
&確かに騒ぎすぎな部分はあるかもしれないわけで、
で、騒ぎすぎだと思ってる日本人も多分いるわけで。
それはまぁお互い様かもしれないけど、そういう国民なのですよ、
ということで大きくはOKかな、と。
てか、自分の家族が食べて重体になってたらやっぱ騒ぐわけで
どこまで当事者感覚がもてるかの違いもあるかな、と。
ただ、今回のこと含め、自国を批判してる中国人もたくさんいると思うけどなぁ。
公平に取り上げてくださいね<マスコミ様
非効率的な反日感情、反中感情をやたらと煽らないように。
追記2:私も、ガゾリン税のあのドタバタ劇がうやむやにされてる感に
マスコミの騒ぎすぎ・うやむや化を感じます。
といいつつ、こゆ記事を書く確信犯であるわけですが;;
個人として、情報の発信のされかたに関心があるので、
こういう大量のリアル情報でかつ関心領域のものが溢れてると、
自分なりに整理して傾向や法則性を見てみたくなっちゃう性;;