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大阪消防設備協同組合事務局のブログ

ご存じでしたか?(63) / 8.1水害

2008-08-01 11:52:21 | ご存じでしたか?シリーズ

 1993年(平成5年)の今日、鹿児島県姶良郡を中心とした地域で1時間あたり104㎜という記録的集中豪雨が起こり、家屋244戸が浸水、死者23名を出す大被害となりました。
各所で土石流が発生し、九州自動車道、国道10号をはじめ多くの道路が通行止め、また桜島サービスエリアの建物が土石流の直撃を受け、日豊本線の線路の盛り土が崩壊するなど、交通機関も甚大な被害を受け、長期間にわたって不通となりました。
この年は、6月から7月にかけて、梅雨前線の影響により鹿児島県を含む九州南部各地で総降水量が1000mmを越え、土石流や浸水の被害が多数発生していました。7月9日に九州南部地方は梅雨明けの発表が出されましたが、1週間も経たずに再び梅雨前線が南下し、戻り梅雨が続き、長期間の降雨により地盤が緩んでいたところに集中豪雨が重なった形となり、被害が大きくなったと見られています。【HP「ウィキペディア (Wikipedia): フリー百科事典」より】

 この集中豪雨は「8.1水害」または、同じく鹿児島で五日後にも起きた水害と合わせて「平成5年8月豪雨」と言われています。 

 先月28日には、神戸にて豪雨により鉄砲水が発生し、川に流された児童を含む4人が犠牲になりました。梅雨が空けたとはいえ、この季節は夕立や台風など集中的な豪雨には充分な注意が必要ですし、安全な場所と思っていても、土砂崩れや鉄砲水などの予期せぬ形で被害に巻き込まれる可能性があります。この時季の雨は、短時間で止むことが多いですので、強い雨が降ってきたら無理をせずに外出を控え、外にいるときは「大丈夫」と過信することなく、安全に雨を凌げる場所に避難するようにしましょう。

事務局 農澤

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