最近の将棋を適当につぶやく

◎棋聖戦→６月から開催
羽生棋聖に挑む挑戦者は豊島八段に決定。

今回のタイトル奪取を逃すと無冠の帝王といわれた森下九段と並ぶ豊島八段（タイトル０・挑戦６回）。
レーティングは依然トップで最強なのには間違いないが・・・実に報われない。

特に今年の１～３月の王将戦は過酷すぎてかわいそうだった。
タイトルは取れないわ、名人挑戦もほぼ間違いなしと思っていたのに
王将戦の影響もあって一気に成績を落として、６人プレーオフなんかわけのわからないことになり、
パラマス方式なので順位のせいで１番下からだし、同時に王将戦の過酷ローテも進行中だし（移動+前夜祭+２日制）、
久保王将とのプレーオフ対局を深夜に済ませた翌日にはまた久保王将とのタイトル戦の前夜祭だったのは衝撃的。
しかもプレーオフは勝っても大事なタイトル戦のほうは負けちゃうし、
そのせいもあって王将取れなかったし。
そのあと超多忙の中、佐藤会長・広瀬八段を頑張って破ったのに
一番負けたくもないだろう羽生さんに敗れて、結果的に羽生さんは挑戦決めてしまうし。

王将・名人２つ取れる位置にいたのに、どっちも互いに足を引っ張りあって取り損ねた感が強かった。

棋聖挑戦を決めたのはさすがといった感じだけど、
もう一つ挑戦できそうな位置にいた王位戦を挑戦決めた直後に負けるなど、
もはや嫌な予感しかしない。王将・順位戦の悲劇をなんか思い出してしまった。
王将の時も挑戦を決めた直後の順位戦に負けて負けての末のプレーオフ地獄だったからね。

しかもその傍、叡王戦でタイトル戦中の高見六段と金井六段は自分より格下（C２orC1棋士）
菅井・中村に続く「また先にタイトル取られた」という苦痛を味わうのが確定。
しかも叡王戦の解説者をやらされ、山崎八段にさんざんいじられた挙句
「どっちも応援しませんっ！」っていう羽目までに・・・。

もうタイトルとってもいいでしょうよ。神様

たぶん１つ取れば一気にズドドドーンっていきそう。
王位戦も挑戦権かかっているし、竜王戦だって１組優勝で竜王に一番近い位置にいる。
藤井六段より先に時代を作って待ち構えておかないといけないのはこの男だよね。