田吾作相談員

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第二世代

2016年02月23日 | ソーシャルワーク
システム理論の第二世代は自己組織系

なぜ、女生徒はイジメられるシステム構造に身を置いたのか

部活動にもともとイジメはなかった

何かちょっとしたきっかけ…

女生徒がミスをした、とか

ゆらぎが生まれることで、システム構造に変化が生まれる

ミスをした→謝らなかった→周囲の反感が強まる→また、ミスをした→仲間が無視する→孤立化

こうなると、システムは前述の円環的作用にハマってしまう

イジメがイジメを生む構造

第一世代

2016年02月23日 | ソーシャルワーク

福島の女生徒が自殺した要因は
そこにイジメがあったのか

以下、記事より
第三者委員会は部活動でイジメがあったと認めるが、
「自殺とイジメには直接の因果関係がない」と報告

どうもしっくりこない
イジメ→自殺 直線的因果律

しかし、システム理論はこう考えるはず
イジメがあった→友人が少なくなった→家族にも相談できない→勉強に身が入らない
→部活についていけない→部活に迷惑がかかる→イジメが続く

直線的因果関係がないにしても、円環的な作用がある
さらに、ホメオスタシス(システムの恒常性)
女生徒を取り巻くシステムは、彼女を虐げることで維持しようとする

こうなると、誰かが円環的作用を断ち切ってやらないと歯止めが効かない

それがなされないまま、女生徒は自ら命を絶ったのであれば、やはり責任は周囲にある