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仮想家族システム 第三世代の視点

2019年01月23日 | ソーシャルワーク
仮想家族システム
家族と絶縁関係にあり、孤独に苛まれる高齢者
それでも、「寂しい」「家族と復縁したい」と未だに家族に縛られる日々

実態としては、絶縁された家族との交流もないはずなのに、そこに本人を苦しめる家族システムが存在する
ここに「交流のない」交流があるとみています

この家族システムには、実態としての息子、娘は不在
現実としてのコミュニケーションはない
しかし、本人の中にはあるんじゃないか
息子(仮)、娘(仮)が

本人が寂しいと訴えても、娘(仮)は嫌悪感を示す
息子(仮)が助けると言ってくれても、本人は息子に嫌悪感を示す
仮想家族システムの中では、ちゃんと境界が引かれ、その中で円環作用を繰り返している

通常、家族システムは観察者の視点で評価しているが、この仮想家族システムは、本人視点でしか評価できない
やっぱりこれが第三世代の視点とみていますが、どうなんだろう…