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家族の「発生」

2019年01月18日 | ソーシャルワーク
appleのCMを見ていて思うこと
多彩な色の服を纏い、多くの人が溢れるCM
どこまでが実写で、どこからがCG何だろうと思う
全て実写かも知れないし、全てCGかも知れない
要は、実写とCGの見分けがつかなくなっているということ

想像してみる
孤独な老人が薄暗い部屋で過ごす空間
訪ねてくれるのはヘルパーぐらい
喋る相手もなく、TVが無機質に流れる
ある日、部屋の天井にミラーボールのようなプロジェクターが取り付けられ、そこからCGの家族が投影される
現実とCGの区別はつかない。TVのように。
息子は穏やかに食卓に付き、孫が元気に走り回っている
ミラーボールには人工知能が搭載されており、老人が求める理想の家族像が復元される
話す言葉も、孫の足音も
傍から見るとシュールな世界だが、老人は幸せだ
「家族」に囲まれて

それは寂しすぎる
非現実的だ
しかし、老人は幸せだ
老人にとっては現実的だ

でもそれはバーチャルであって「家族」じゃない
しかし、「家族」と定義付けるものは何か?
血の繋がり?
そもそも夫婦は血が繋がっていない
老人がCGを「家族」と認識した時点で、そこに家族が「発生」する

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