最後に「亡国のイージス」。
前日に見逃したので、先輩が8月中の割引券が2枚残っているというので、2人で観にいった。
防衛庁、海上自衛隊、航空自衛隊の前面協力を得ただけあって、日本映画でもここまでやれるんだぞというところは充分見せていたと思う。
平和ボケした日本に対する警鐘が多分に盛り込まれており、原作者の主張がそこに見て取れる。中井貴一演じるヨンファの「よく見ろニッポン人、これが戦争だ。」というセリフがもっとも象徴的だ。自衛隊廃止論者の自分としては賛同できない部分もあるが、考えさせられるところはある。
この映画が良かったと思ったのはひとえに役者の演技に尽きる。主役の真田広之はもちろんのこと、朝鮮人としての中井貴一もかなり光っていた。セリフのすべてが本当にニッポン人たる自分の胸に響くといってもいいような重厚感だった。
「さよなら、小津先生」ではちょっと弱々しい生徒役だった勝地涼もがんばっていたし、寺尾聡も憂いのある宮津副長の感じがよく出ていた。
特別賞は、内閣総理大臣梶本の原田芳雄。今、実際にあんなことが起こったら、小泉さんはどう対処する(できる)んだろうかと素朴に考えてしまった。おまけで、脆いエリート役にぴったりの谷原章介か。
原作を知らないからか、不思議なシーンも幾つか。ジョンヒの首の傷、ヨンファとの関係、そして水中での如月とのもみ合いの必要性。とにかくジョンヒの存在は謎だらけだった。
また、ラストであれだけ陸に近いところでイージス艦が沈んだにもかかわらず、世間では騒ぎにならなかったの?平和ボケした日本にとって、あのテロは一大事件のはず。それを救った真田広之は一躍ヒーローになっててもいいようなもんだが、相変わらず専任伍長でがんばっているみたいだったし。となると、あれは隠蔽されたのか?
まあ、ベストセラーになった原作の映画化ということで、映画では描ききれない部分が多々あったのだろうと想像できるが、映画だけを観る限りは充分評価に値する作品であったと思う。
前日に見逃したので、先輩が8月中の割引券が2枚残っているというので、2人で観にいった。
防衛庁、海上自衛隊、航空自衛隊の前面協力を得ただけあって、日本映画でもここまでやれるんだぞというところは充分見せていたと思う。
平和ボケした日本に対する警鐘が多分に盛り込まれており、原作者の主張がそこに見て取れる。中井貴一演じるヨンファの「よく見ろニッポン人、これが戦争だ。」というセリフがもっとも象徴的だ。自衛隊廃止論者の自分としては賛同できない部分もあるが、考えさせられるところはある。
この映画が良かったと思ったのはひとえに役者の演技に尽きる。主役の真田広之はもちろんのこと、朝鮮人としての中井貴一もかなり光っていた。セリフのすべてが本当にニッポン人たる自分の胸に響くといってもいいような重厚感だった。
「さよなら、小津先生」ではちょっと弱々しい生徒役だった勝地涼もがんばっていたし、寺尾聡も憂いのある宮津副長の感じがよく出ていた。
特別賞は、内閣総理大臣梶本の原田芳雄。今、実際にあんなことが起こったら、小泉さんはどう対処する(できる)んだろうかと素朴に考えてしまった。おまけで、脆いエリート役にぴったりの谷原章介か。
原作を知らないからか、不思議なシーンも幾つか。ジョンヒの首の傷、ヨンファとの関係、そして水中での如月とのもみ合いの必要性。とにかくジョンヒの存在は謎だらけだった。
また、ラストであれだけ陸に近いところでイージス艦が沈んだにもかかわらず、世間では騒ぎにならなかったの?平和ボケした日本にとって、あのテロは一大事件のはず。それを救った真田広之は一躍ヒーローになっててもいいようなもんだが、相変わらず専任伍長でがんばっているみたいだったし。となると、あれは隠蔽されたのか?
まあ、ベストセラーになった原作の映画化ということで、映画では描ききれない部分が多々あったのだろうと想像できるが、映画だけを観る限りは充分評価に値する作品であったと思う。
原田芳雄さんの首相のセリフが本当にリアルでおかしくてはまりました。
また寄らせて頂きます。
今後ともよろしくお願いいたします。