それではアンバサダー1500Cのメンテナンスです、5500Cや4500Cはこれよりも
簡単なので参考になればと思います。
先ずは
工具やetc・・・・・基本出的に付属の工具でバラバラに分解できますが・・・・
(ー)ドライバーの大中小・レンチ・オイル・グリス・コンパウンドがあれば大丈夫
バラバラに分解します、パーツ点数が少ないのですがバラシタ順番に組み立てて行くので
バラシタパーツを各部分ごとにまとめて置くと良いと思いますが1500と2500のばらす時の
注意する箇所はここ
見え難いかも知れませんがドライバーの先の黒いストッパー!無理して外すと折れます・・・・
中古を購入する際もここが折れている物も有るので注意して外してください・・・
ドライバー等で軽く押し込みながら外すと良いと思います
ベアリングを超音波洗浄機にかけます
ない場合は灯油やシンナーやガソリン等に漬け込みますが灯油が一番安全かな?
車のブレーキパーツクリーナー等も代用出来ます(火気厳禁ですよ)その他フレームやカップ等も洗浄
ちなみに強い溶剤だとステッカーが剥がれる場合があるので灯油が一番かも
良く乾かしてからベアリングに注油!今回はABU純正OILで
付け過ぎは厳禁一滴垂らす程度で充分ですよ
ここからが僕のこだわりレベルワインダーを磨きます!
ラインガイドも内側を磨きます
キャスト時にレベルワインダーも動くのでここがかなり抵抗になります
もう一箇所ゴクホイールの取り付け部、ここも連動するので研磨しますよルーターで研磨しますがコンパウンドをウエスに付けてひたすら磨くと良いでしょう!明らかに差が出るので必ず研磨します
メインギアシャフトにはオリジナルの調合したオイルを付けます。これはレーシングエンジンオイルをベースに調合してあり先ずオイル飛びは最小限に抑えられます。
ちなみにこのシャフトも研磨すると巻き心地がUPしますよ
そしてメインギアの組み込みです、グリスを少量付けます!
そして各バーツごとに組み上げて・・・
合体させて完成
基本はオイルやグリスを付けすぎない事です!
また画像にはありませんがゴクホールを組み込む時に必ずOILを忘れずに
ここを忘れると『ギャー』と異音と共に一気に飛ばなくなりますよ
以上簡単では有りますが僕が行うオーバーホールの一部を紹介しました・・・
参考になるかな
この手のオールドリールにオープンベアリングや各パーツにベアリングを組み込み回転を良くする方もいますが
※僕の個人的意見なので否定するつもりは有りませんが・・・・
ブレーキ性能が古いリールはあまり良くないのでスプールの回転が良すぎてバックラッシュの連発で扱い難くなってしまったり、各パーツをハイスペックのパーツに交換すると比較的高性能リールが買えてしまう(中古ですが)位の金額になったりもしちゃいます
僕自身は古いリールはノーマルが一番扱いやすくてしっかりメンテして上げればまだまだいけると思います