カーシェアの実証実験
大手町を仕事帰りに歩いていると珍しい車と駐車スペースを発見しました。
駐車場事業やレンタカー、カーシェアなどを手掛けるパーク24とトヨタ自動車は、2015年4月から「Times Car PLUS TOYOTA i-ROAD Drive」として小型EVパーソナルモビリティ「TOYOTA i-ROAD」を活用したワンウェイ型シェアリングサービスの実証実験を東京都内で実施しています。貸出ステーション1カ所と返却ステーション4カ所を設け、約6カ月間にわたり実証を重ねました。
この際に培ったノウハウをもとに、対象車両や貸出・返却ステーションの規模を拡大するとともに、利用者の乗車時手続きの簡素化などサービス内容の一層の充実を図り、より実用的なシェアリングサービスとして展開するため2015年10月からは「Times Car PLUS×Ha:mo」と名称を変えて実証実験を継続しています。
車両はトヨタ車体製「COMS」を使用。トヨタが新しく開発した「Ha:mo」用車両管理システム「OMMS/2」を採用し、会員カードの代わりにスマートフォンでタッチすることでキーロックの開錠・施錠ができるなど、より使いやすいサービス開発も進めています。
2019年4月時点における利用可能なステーション数は、公共交通とのより良い連携を目指して厳選した23カ所にのぼります。なお、Ha:moは二酸化炭素排出量削減に向けトヨタが提案する低炭素交通システムで、タイムズ24との取り組みのほか、愛知県豊田市や沖縄県、タイのバンコクでも観光地周遊や交通課題の解決に向け取り組みが進められています。