ちびもかの裏庭(乳がんとかヘルニアとか痔とか)

腰椎椎間板ヘルニアを手術。
その後、乳がん発覚。
非浸潤性乳がんの全摘&自家組織で同時再建。
痔の手術も経験。

オンコタイプDX

2019-03-25 18:52:49 | 乳がん
数ヶ月前、知人が乳がんと判明

それから、検査の都度、色々とメールで報告してくれていた。

迷いがあったり、疑問が解決しないまま、治療のレールを走っている。

そんな心情が、なんとなく読み取れることもあり。

やはり、なかなか医師に質問って、できないものなのだなぁ。

彼女曰く「何を聞いたらいいのかも、よくわからない」

それもまた、患者あるある。

医師に言われる治療が、「みんなもやってる、当然のこと」かと思い

それに否を唱えるなんて、と黙ってしまう。そんな感じかな。


イカン! 文章のまとまりが無いったらありゃしない

で、、その知人

①患側の胸、全摘し、②抗がん剤治療するか の分岐点に立つ。

最初に全摘するかの選択でも、迷いがあっての決断だった。

腫瘍の大きさが1.3㎝・・・部分切除でと思うのも当然。

彼女はKi67の数値が高かった為、主治医の考えは全摘推奨だった。で、それに従ったのです。

手術に至るまで、術前検査等々で通院。その時に主治医でない先生に当たった時に

「え?部分切除じゃないの?」とか言われたそうな。

・・・ほんと、こういう話聞くと、ちょっとキレそうになる。

方針を統一してくれないとさ、ただでさえ精神的に凹んでる患者ですよ? 動揺するに決まってるじゃん!

「え?!部分切除でいけるの?」と希望を抱くのも当然。

彼女、結局、主治医に勇気出して聞いたら、やっぱり全摘を薦めると言われ、再び落ち込むことになった。



無事に手術が終わり、転移も無し。

そして②抗がん剤 の分岐となるのです。

彼女は、仕事は勿論のこと、娘さんの結婚式を控えていたり、なにより痛みが恐怖。そんな性格。

「できるなら、抗がん剤は避けたい」

誰しも思うことだと思う。

で、彼女はオンコタイプDXの検査を受けた。

「検査しても、微妙な数値だったら、結局迷うとは思うんだけどね」と言ってた。

ん、でも自分が納得できるよう、やったらいいと思う。


・・・で、ついに検査結果が出たそうで、数値は低く

抗がん剤はせず、ホルモン療法のみとなった! と報告がありました。

良かった。なにより、本人が納得して、次の治療に進めるってのが、一番良かった


ホルモン治療も、人によって色々な症状があるようだけど

焦らずゆっくり進んで行って欲しいなぁ・・と思うのです。


あと、オンコタイプDXの検査が、低価格で、誰でも受けられたらいいのに。とも思う。

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半年検診 2019冬

2019-02-27 17:19:24 | 乳がん
本当は1月に受けようと思ってた、定期健診。

バタバタしてて、気付けば2月も終わり間近。

こりゃいかん!と慌てて予約を入れて、昨日、半年ごとの検査に行ってきました。



ここんとこ、気温差が激しいせいか、ちょっとした体調の乱れなのか

再建側のワキの下から、胸の側部が、鈍痛。なんともいえない痛みがあったりする。

・・・疲れてんのかな?疲れるような事してないけどね(笑)

で、問診時に、地元乳腺クリニックのDrに

「何か変わったことや、痛みなどありますか?」

と聞かれたんだけども

「・・・特にないです」とこたえる私。

なんで再建側のワキが痛いって言わないのかって?

だって、ここのDr、見立ては確かだけど、コミュニケーションはとれそうもないんだもーん。

聞いておいて、こっちが何か言ったら

「それは僕にはわからないなぁ」ってまた、ピシャッって言われそうだし。

「何かないか?って聞いたのアンタやーん!」って、またキレそうになっちゃうし。ね(;´∀`)

これは、私だけでなく、先日乳がんと確定診断あった、知人も同じく

ここのDrに、ぴしゃっと言われているので、誰にでもそうらしいと推測できる。



今回はエコーだけだし、ちゃっちゃと終わらせて、帰りたいっす(-ω-)/

で、エコー。

今回の結果は

再建側、特に問題なし。

健側、繊維腫1つ、嚢胞2つは、大きさに変化も見られないので、大丈夫でしょう。

という結果。セーフ。良かった良かった。

あれ?健側、嚢胞1つあるのは知ってたけど、繊維腫もあったんだ。

おまけに嚢胞って実は2つだったんだー。

・・・・初めて知った。

「前からそんなにありましたっけ?」と聞けゃいいんだろうけど、それすらする気しない。

問題ないなら、もうそれでいいっす。

私はここの病院では、口を開くまい。変な応え返ってきて、ムーッてするストレスが何より体によくないわい。


さて、次は8月くらいだなぁ。次回はマンモも予定。

心身ともに、穏やかに過ごしていたいわ~。
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新薬

2019-01-24 16:56:12 | 乳がん
医療の進歩のスピードって、すごいんだなぁと思う。

私が手術してから、数年経過したけども

その間にも、どんどん治療方法は進んでいる。

乳がんにも、種類が色々あって

たまたま私は、ホルモンをエサにするタイプで

医師がよく使う言い方だと

「おとなしい顔つき」のガンだった訳で。


乳がんの中でも、遺伝性のものがある。

アンジェリーナ・ジョリーは、そのリスクが高いという理由で

予防の為に乳房切除したのは、話題にもなりました。


先日、新聞掲載されてたのが・・・

新薬承認の記事


遺伝性乳がんが適応。

初発でなく、再発の場合のようです。


全国の病院で義務となった「がん登録」 これで、どの県でどんなガン患者がいるのか正しく把握できる。

傾向とか、分析はこれからだろうけど、正確なデータは大事だもの。

そして、更に進む新薬開発。

人生で2人に1人がガンになるという。

死と隣り合わせの病。そんなイメージでなくなる時代は、そこまで来ている。そう思う。

治療しながら日々の生活や仕事をする。

それが、ごくごく当たり前の時代が、早く来ますように。

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新聞記事より

2018-11-27 16:23:21 | 乳がん
今日付けの朝日新聞に、こんな記事


あくまでもアメリカの話




アメリカでは豊胸や乳がんでの乳房再建時に使用した、シリコンインプラントによる

事故(破損やそれによる液漏れ) 及び後遺症の報告例があがっているようです。


確か日本で保険適用になっているシリコンインプラントは、中身は液体でなくって

羊羹くらいの弾力のある、固形物だったかと。

破損や液漏れのリスクは、だいぶ低いものだったはず。

更に、表面がザラザラに加工されていて、以前の表面がツルツルのシリコンインプラントに比べて

被膜拘縮が出来づらいものになっている。

どんどん進歩しているし、事故も少ないのだろうけど、ゼロではないって事かと。


私がお世話になっていたS大病院では、シリコンインプラントによる再建した人向けに

5年~10年以降、獎液腫や被膜拘縮の可能性の示唆と、受診を勧める通達が出ていた。

人工物故に、人によっては交換が必要になる場合もあるということ。


自家組織でも、シリコンインプラントでも、定期健診は、ずーっとって事なのだなぁ。

病気をした事を忘れたい人、忘れられない人、しっかり覚えておこうという人

どんな人でも、定期健診を通して、長い付き合いになる。それがガンというものなんだ、と思う。
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身近な人ならどうするか?

2018-11-25 18:08:31 | 乳がん
もし、身近な人が、自分と同じ病気になったら?

自分ならどうするか? 何ができるか?

ぼんやりと考えた事もあったけど、それが現実になった。


先日、私が長年関わっている顧客からのメール

「先生(←仕事ではこう呼ばれている)、私ガンになっちゃったー」と。

びっくらこいて読み進めると

毎度しつこく勧めていた、乳がん検診に行ったら、検査に引っ掛かり

別日に針生検を受けたと。「針、痛かったよー(;_;)」と。

この時はここまでで、「検査結果出たら、またメールします」とあったけど

この時点で、この人の不安が手に取るようにわかる。

口数少ないけど、元来怖がりの人なんだよなぁ。


で、後日のメールで報告。「ガンって言われて、紹介状出された。仕事あるから続けられるかが不安」

うんうん。だよね。

仕事のことしか書いてなかったけど、言葉にできない色んな不安があるよね。

その数日後に会う機会があったので、その日までに私にできることって?

私のポリシーは「闘病に必要なのは、正しい情報。自分で納得いく選択」

ガセネタ、噂、科学的根拠のない情報は、ここでは排除。

と、余計なお世話かもと思いつつ、私がS大病院で貰った「乳がん用の冊子」をコピー。

あれから2年程経ってるけど、あまり治療方法に変化無いと思われたし、とても分かりやすいので。

病院によって、こういう資料は、くれたりくれなかったりするみたいですね。

あと、以前参加した市民フォーラムの時貰った、「がんと仕事」についての冊子。

仕事への不安が大きいみたいだったので、これも役にたつかも。


あとは「聞かれた事で、私に分かること。確かなこと。は応える」

で、当日お会いした時に資料を渡した。

色々聞きたいようだったけど、まだ気持ちの整理が追いついていないみたい。

これから紹介先で確定診断までの検査、そこから治療計画&手術になるだろう。

慌てず、じっくり仕事の整理して。病気への準備しても大丈夫!



この日、この方のお母様にも会ったんだけど、その時に

「先生見てると、なんだか大丈夫!って気持ちになるわ」とおっしゃってた。

えぇえぇ、そう思って下さい。プラスに思って貰えたらと願って、自らの病気については、ざっくばらんに話してるんだもの。



ついつい病気が分かると、みんながやってしまう事あるある

「色々と検索しまくって、何故だかネガティブな事ばっかり拾ってしまう」

コレです(;´∀`)

くれぐれもそうしないように忠告。

だってね、今ですでに「先生、頭痛が時々するのって・・・これって脳に転移してたりしない?!

これですもの(-_-)

「考えすぎじゃー!それ、いつもの片頭痛でしょっ」と返す。

不安でいっぱいいっぱいなのです。ここはアホみたく明るく返してあげたい。


つかず離れず。絶妙な距離感を計りつつ

つっかえ棒程度でもいい。お役に立てたらいいなぁ。

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