<ちょっとあらすじ>
43歳の真次(堤真一)に、父が入院したとの連絡が入る。
父親(大沢たかお)は戦後の闇市から大会社を興した人物だが、
小佐野○○氏や児玉○○氏をイメージさせるような
かなり危ない道を渡ってきた人。
すべてが金の、父との間に、
長男の事故死以来、溝が出来た次男の真次は、
父から籍まで抜いて絶交状態だった。
その日は折りしも兄の命日、
地下鉄に乗ろうとするが、電車が来ない。
ふと見かけた兄の姿を追って地上に出ると、
そこは東京オリンピックの開催前夜の、新中野だった…。
<樹庵的感想> ★☆☆☆☆
あー、続けてハズレ…。
途中で退屈してしまった。
堤真一、大沢たかお、
それに真次の不倫相手みちこの岡本綾、みち子の母親の常盤貴子、
みんな魅力的だった。
それでもなんだか途中で、DVDをいったん止めようかなと思ってしまった。
なんとかがんばって一応最後まで見たけど。
戦前、貧しいけれど真面目な職工だった父、
満州で取り残された人たちを、兵士としてひとりで盾になった父、
そして敗戦後の闇市で、危ない取引をしながら成り上がって来た父。
地下鉄でタイムスリップするたびに父の人間的な場面に出くわして、
真次は父への気持ちを変えていく。
暴力的で、家族を振り回していた父だったが、
実は、職工時代好きになった勤労動員の女学生(真次と弟の母親)が
帝大生との子供を身ごもっていたことを知りながら結婚する。
「長男は帝大に行かせて学者に、次男は固い勤め人に、
三男は甘えっ子で何も出来ないから手元に置いて親孝行させる」と、
彼はタイムスリップした真次に話す。
親の心子知らず。
そして、パンドラの箱を開けてしまう。
タイムスリップした真次とみちこは、
闇市時代の仲間、お時(常盤貴子)がやっているバーに現れた父を見る。
お時はおなかが大きかった。
父はお時に、「名前はみち子だ」という。
…そしてみち子は…。
この辺で、たぶんみんな泣けるのだと思う。
でも、すみません。ぼーっと見てるだけでした。
昭和の景色も少し前にブームだったから、もういいって感じだったし、
残念でした。
あまりタイムスリップが調子よすぎるのがいけなかったのかい?
うーん、そうなのかなぁ。
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