樹庵のお気楽ナビ

チビデビル ルックと
天使キャラ セントの日記です。

樹庵 名前の由来

2007年06月03日 | つれづれに

樹庵の庭には大樹がある。名前はその樹に因んだことは、一回目に書いたのだが、

実は、もうひとつ名前の由来がある。

残念ならが終了してしまったが、「Yahoo!地図情報-古地図で東京めぐり」というのがあった。

そこで調べたところ、樹庵の現在地は、明治維新の立役者で誰でも知っている、ある人物の長男の屋敷があった場所だった。

父親が暗殺された後、彼は侯爵位を受け継いでいる。つまり侯爵○○卿邸の跡地なのだ。(ちなみに、今その跡地にはマンションが10近く建っている)

これだけなら、ちょっとした自慢話のようなもので面白くもないが、その広い敷地には大きな池があって、中に島が二つあった。

実は、現在の住宅地図を合わせると、航空地図で合わせても、樹庵はその島のひとつの上に来る。

ここに引っ越す前、この物件を知ってまだ現地を見る前に、ある霊能者に透視してもらったことがある。彼は住む人の名前と住居表示だけで透視をする。

「そこは、昔、風流人の庵があった場所で、とても居心地のよい場所ですよ。」彼は言った。

そこにたどり着く前に、何件もこれはと思う物件を透視してもらったのだが、

「武家の墓か霊廟のあった場所」だったり、「道祖神か地蔵尊を壊した跡」だったり、「大きな仏間を感じる」と言われたり、

物件探しとしては敗退続きだったために、ここでよいでしょうと言われた時には嬉しかった。

そして実際に物件を見て、大樹の庭に、「居心地のよい」というのは、こういうことなんだと思った。

侯爵邸の屋敷の池の中の島ということは、引っ越した後に知ったことだが、

そうだね、島に庵があったかもしれない。

あるいは、霊能者の彼が見た庵は、もっと何百年も昔のものだったのかもしれないが、それが、土地の何かを呼び起こして、侯爵邸になった時に池の島になったのかもしれない。

少々スピリチュアルな話になってしまったが、樹庵の名前の由来である。

いずれ、スピリチュアルというわけではないが否定もできない「土地の持つ記憶」についても書こうと思う。


一樹之陰(いちじゅのかげ)

2007年06月01日 | つれづれに

見知らぬ人が一本の木の下で雨宿りするのも、前世からの因縁で、この世の人と人との出会いは、みなこのように前世からの因縁であるということ。(学研四字熟語辞典より)

初めまして。今日からスタートの樹庵(じゅあん)です。

徒然なるままに、樹庵ワールドを展開してみたいと思っています。よろしくお願いいたします。

「一樹之陰」はブログのタイトルを考えている時に出会った四字熟語である。

私は樹が好きだ。

特に大樹は、見るものを神妙な気分にさせる。

それはたぶんその樹の抱き込んでいるものが何百年あるいは何千年という時間だけではないからだと思う。

高校生の頃、都会で暮らしたいと思っていた。なぜか、大きな樹のある古い洋館に。

あれから○十年、偶然探し当てたこの部屋で、それを思い出した。

朝、カーテンを開けると、苔むした太い幹が朝日を浴びて笑っている。

信州の田舎町に住む高校生だった私が、都会で大樹を目の前にして、パソコンを打っている。

この樹との出会いに前世からの因縁があったのかそれはわからないが、確かなことは人生の中の大小様々な選択の積み重ねの因果で、私は今、大樹の前にいるということだ。

ブログのタイトルの、樹庵という、場所柄、美味しいケーキの店の名前であってもおかしくないこじゃれた名前には少々抵抗があったが、でも、やっぱり樹庵かなぁ、ということになった。