すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

「痴者の食卓」では「下水に流した感傷」がオモロ

2017年11月10日 | 書籍


痴者の食卓

西村賢太/著


人工降雨
下水に流した感傷
夢魔去りぬ
痴者の食卓
畜生の反省
微笑崩壊


秋恵DVものが4つと 
秋恵+古書屋もんが1つと
小説家でになってからテレビ番組で訪れる小学校の話が1つ

相変わらずオモロイとゆー人と 
もー秋恵もんは飽きたオモンナイとゆー人
とに意見が分かれる

自分は図書館で借りたので銭の消費がないぶん損得の感情は起こらない

秋恵もんは全部読んでるはずなので 
勿論最初の頃のインパクトはない
のでオモロイともオモンナイとも断定はムツカシイ
どちらかゆーと そろそろ飽きてきた派

一番興味深かったやつは「下水に流した感傷」
これは 金魚と淡水魚を飼う際の
どこの家庭でも起こる失敗談ですが
同居人(勿論秋恵さん)との魚飼育に関するひと悶着(当然DVに流れつく)が
西村節炸裂しまくっとるので 
従来の淡水魚飼育もんにはないオモシロエピソードと純文学のハイブリッド
僕は好きです
金魚→ヒドジョウ→カワムツの流れがスリリング
下水道にカワムツを流した秋恵さんの心情を慮る後姿がそこはかとなくホラーで味わい深い



痴者の食卓
クリエーター情報なし
新潮社



100点満点 西村 賢太 「苦役列車」

賞が欲っしい!!「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」

偉大なるコラボ「けがれなき酒のへど」西村賢太

inferiority complex 同棲時代 「暗渠の宿 」西村賢太

「焼却炉行き赤ん坊」西村賢太

行きは「小銭をかぞえる」 帰りは「人もいない春」  西村賢太

ワクワクウキウキの新作「寒灯」西村賢太

花岡さんの勇姿と前田さんの透けシミーズが観れます「苦役列車」

いつも通りの西村賢太節が嬉しい「歪んだ忌日」

小説にすがりつきたい夜もある(kindle版)

秋恵ものの最後「棺に跨がる」

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Pat Martino Formidable | トップ | 田中 英光 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

書籍」カテゴリの最新記事