大牟田4人殺害で死刑判決 一家4人が極刑に
(2011.10.17.日本経済新聞)
大牟田4人殺害事件
大牟田4人殺害、一家全員の死刑確定へ - YouTube
福岡県大牟田市で2004年9月に起きた4人連続殺人事件で強盗殺人罪などに問われ、1、2審で死刑判決を受けた元暴力団組長北村実雄(67)、長男の孝(30)両被告の上告審判決が17日、最高裁第1小法廷であった。白木勇裁判長は「現金を奪うことなどを目的にした、強い殺意に基づく冷酷な犯行。謝罪の言葉を述べたり、反省の態度を示したりしていることなどを考慮しても、死刑はやむを得ない」と述べ、両被告の上告を棄却した。両被告の死刑が確定する。
この事件では、共犯として妻真美(52)、次男井上(旧姓北村)孝紘たかひろ(27)両被告も1、2審で死刑判決を受け、最高裁で3日に上告が棄却されている。一連の犯行で4人の死刑が確定するのは異例。
判決によると、4人は04年9月18日、知人の無職高見小夜子さん(当時58歳)を殺害し、現金約26万円を奪ったほか、長男の大学生龍幸さん(同18歳)と、その友人の高校生原純一さん(同17歳)も口封じのため殺害した。また、孝被告は同16日、孝紘被告と共謀し、高見さんの次男の高校生穣吏じょうじさん(同15歳)を殺害するなどした。
(2011年10月18日 読売新聞)
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