
乳児の遺体捨てた疑いで母親の元保育士を逮捕 対馬
対馬南署と県警捜査1課は18日、生後間もない乳児の遺体を捨てたとして死体遺棄容疑で母親の元保育士で無職、勝見久美容疑者(39)=対馬市美津島町小船越=を逮捕した。死亡した経緯も調べる。
逮捕容疑は昨年3月20日正午ごろ、当時勤務していた同市内の保育所内に、女児の遺体を金属製のバケツに入れ、セメントで固めて遺棄した疑い。容疑を認めている。
同署などによると、勝見容疑者は3月12日に市内の病院で出産。20日午前に退院していた。
今年5月23日に市内の福祉機関から同署に「昨年3月に出産した女性がいるが子どもの所在が分からない」と情報提供があり捜査。17日から任意で事情を聴き、供述に基づき保育所内を調べたところ、18日午前0時ごろ、段ボールの中から遺体が入ったバケツが見つかった。
保育所に乳児遺棄容疑=勤務先、バケツにセメント詰め-長崎・対馬
生後8日の女児を勤務先の保育所に捨てたとして、長崎県警捜査1課などは18日、死体遺棄容疑で母親の元保育士、勝見久美容疑者(39)=同県対馬市美津島町小船越=を逮捕した。
同課によると、勝見容疑者は遺体をバケツにセメント詰めにしていたといい、「間違いありません」と容疑を認めている。県警は殺人容疑も視野に、女児の死因や動機を詳しく調べる。
逮捕容疑は昨年3月20日正午ごろ、当時勤務していた対馬市内の保育所に生後8日の女児の遺体を捨てた疑い。
同課によると、勝見容疑者は同12日、市内の病院で女児を出産。同20日午前に退院した直後、出生届を出さないまま、保育所の室内に遺体を遺棄した。バケツは段ボール箱の中に入っていたという
死体遺棄の疑いで逮捕されたのは対馬市美津島町の元保育士・勝見久美 容疑者(39)です。勝見容疑者は去年3月対馬市内の病院で女の子を出産し、8日後に病院を退院して間もなく、乳児を当時勤務していた対馬市立の保育所に遺棄した疑いが持たれています。警察などによりますと、遺体はバケツの中にセメントで固めて入れられ、保育所の廊下の棚にあった段ボールの中からきのう見つかったということです。勝見容疑者は別の保育所をへて今年5月に依願退職していて、「子どもを産んだ女性がいるが子どもの所在がわからない」という福祉関係者からの相談で、警察が捜査を進めていました。勝見容疑者は犯行を認めていて、警察は殺人の容疑でも立件する方針です。
産んで間もない乳児の遺体を勤務先だった保育所に捨てたとして元保育士の勝見久美容疑者(39)=対馬市美津島町小船越=が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、乳児をセメント詰めにしたバケツを収めた段ボール箱が保育所の戸棚から見つかったことが19日、関係者への取材で分かった。捜査幹部によると、勝見容疑者は乳児の殺害をほのめかす供述もしているという。県警は今後、殺人容疑でも調べる。
17日深夜、勝見容疑者の供述に基づいて実施された捜索に立ち会った関係者によると、遺体が入ったバケツが収められた段ボール箱は、勝見容疑者が嘱託職員として働いていた市立保育所の廊下突き当たりの戸棚の上段で見つかった。脇には職員室があるという。
戸棚は上下2段で、上段はほとんど開けられることがなかったらしい。大人でも脚立がなければ物を出し入れするのが難しい高さだという。
県警の説明では、勝見容疑者は昨年3月12日に市内の病院で女児を出産。20日朝、女児とともに退院し、その日の正午ごろ、遺体を遺棄した疑いが持たれている。
対馬市によると、勝見容疑者は2002年4月、保育士として市嘱託職員に採用された。07年から今年3月まで遺棄現場となった保育所に勤務し、4月からは別の保育所に異動したものの休みがちで、1カ月半ほどで依願退職したという。
昨年3月10~22日は有給休暇を使って連休を取っていた。連休取得中に出産していたが、同僚らは妊娠に気づかなかったという。
対馬市関係者によると、勝見容疑者は今年4月にも福岡県春日市の病院で出産したが、育児を放棄して対馬市の実家へ帰ったため、長崎県児童相談所へ問い合わせがあった。連絡を受けた市が今年5月、家族構成などを調べたところ、勝見容疑者が昨年産んだはずの女児が戸籍に入っていないことが判明。対馬南署に相談して事件が発覚したという。
通園の7園児 別の保育所へ
市が保護者説明会
遺棄現場の保育所には7人の園児が通っていたが、同市は遺体が発見された18日以降、別の保育所へ移した。19日夜には園児の保護者への説明会が開かれた。
財部能成市長は「心から深くおわび申し上げますとともに、職員が連携した施設管理運営を図り、二度と同様の事案が発生しないよう努めたい」とのコメントを出した。
(2011.10.20.asahi.com)
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