すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

林邦太郎

2017年11月28日 | ヒトゴロシ

林 有太郎(1900年(明治33年)3月28日)- 1983年(昭和58年)3月25日)
日本の囲碁棋士。愛知県出身、本因坊秀哉門下、日本棋院所属、九段。
父は林徳蔵五段。
長男が少年誘拐ホルマリン漬け事件を起こしている。

少年誘拐ホルマリン漬け事件
少年愛者によるバラバラ殺人事件。加害者と被害者の双方の親が著名人という殺人事件である。

少年愛(独語: Knabenliebe,英語: Pederasty,希: Παιδεραστία)
成人男性と思春期前後の少年のあいだの恋愛関係、性的関係。
プラトニックなものもあるが、一般に性的交渉が前提となっている。


林邦太郎は犯行以前から、銭湯やそろばん塾の帰りの少年を言葉巧みに誘い
わいせつな行為を行ったり、暴力を振るっていたりしていた。
また、飼いネコを殺してバラバラにして食すこともあった。
誘拐事件の数日前に林邦太郎は清美川の息子に声をかけていた。
清美川の息子は同級生に「さっき、僕の背中を流してくれたあの人に、僕は殺されるかもしれない」
と話していたことが判明している。

4月1日、清美川の息子を見かけて接近、翌日の2日、執拗に銭湯で家に誘い、家人を銭湯に追い出す。
自宅に二人きりとなり服を脱がそうとしたが拒否されたため、殴って殺した。

殺害した後に遺体を2晩がかりで刃物でバラバラにすると、
大型の金魚鉢など4つの容器にホルマリン漬けにして密閉して保存。
精神病院に入院するまで毎晩それらを取り出して眺めていた。
その間に、清美川の息子の家にいたずらとして身代金を要求する手紙を送った。

林邦太郎は詳細な日記『若松湯』を残していた。
ノートには「ついに捜し求めていた理想の少年を見つけた」「金魚鉢に入ったあの子は、見ても見ても飽きるということがない。ホルマリン漬けになったあの子は生きているときより、いっそうかわいい」などと書いていた。

林邦太郎は精神鑑定を受けたが、責任能力が認められ
1958年7月、懲役10年の判決を受け、控訴せず服役した。



林邦太郎
 1957年、東京都中野区。
 ある夜、少年は近所の銭湯で一緒になった同級生の耳に口を付け、とっておきの秘密を打ち明けるべくこう囁いた。
「さっき僕の背中を流してくれてた人。――僕、あの人に殺されるかもしれない。僕がいなくなったらあの人のせいだからね、だからあの人の顔をよく覚えといて――」
 
果たして、それから10日ほど経った朝刊にその少年が誘拐され、身代金を要求されたという記事が載った。この時点では事件はただのありふれた身代金目当ての誘拐事件に思えた。
 ただこの事件が世間の耳目を集めたのは、少年が元プロレスラー、清美川の息子だったということである。

清美川梅之

彼の父はアメリカでレスリングを学ぶ、と言って出たまま行方不明となっており、母は失踪届けを出し期限が過ぎたため自動的に離婚成立。その後は旅館経営するが失敗して売却――という、厳しい環境で育った少年であった。マスコミの注目も集まり、憶測が飛びかったが、身代金を受け取りに現われるものはなく、その後犯人からの連絡は一切なかったため捜査は行き詰まった。
 この事件が解決をみたのは、捜査の甲斐あってではなく一本の電話によってである。
 
その電話は精神科医からのものであった。
 日本棋院7段名人の長男で、2度の精神病院入院歴のある林邦太郎(26歳)の言動が最近おかしいので、家人の許しを得て訪問したところ、部屋の畳いっぱいに血痕が散っており、床下から金魚鉢に入った少年の首が発見された。鑑識の結果を待つまでもなく、頭部が行方不明の少年のものであることは肉眼でもあきらかであった。林はただちに逮捕された。
 
逮捕後の聞き込みで、林は近所でも有名な小児愛好者(ペドフィリア)であることが判明した。しかも対象は少年に限られており、道を歩いている男の子をいきなり抱きしめたり、言葉たくみに家に誘っては、いたずらしたりしていたようだ。
 また彼は異常な猫好きで、多いときには20匹、事件直前には12匹の猫を飼っていた。だが被害者の少年を殺すのに先立って、気がたかぶったのかこの猫をすべて殺してしまい、半分ほどは食ってしまったという。(もちろん猫が女・子供の象徴であるというのは有名な話である)

 彼はこの殺害について詳細なノートを残しているが、その第1ページにある言葉は、
「ついに捜し求めていた理想の少年を見つけた。住所・名前を聞いた。必ず連れだそう。必ず……」
 そしてその後、少年は同級生に例の告白をするにあたる。
 
だがこのノートによると、少年は男の危険さに充分気がつきつつも、明日また会おうという約束に頷き、彼の家までついて行ったのだ。狙われているという感覚は12歳の少年にとって、切実な身の危険というより、甘美な期待を含んだものだったのだろうか? それとも大人はそんなひどいことはするまい、とどこかでたかをくくっていたのだろうか。
 
ともかく、少年は男によって殴り殺された。服を脱ぐのを嫌がった、というただそれだけで。
 林は少年を自室へ運び込み、2日かかって「解体」した。身代金要求の脅迫文を書いたのは、その合間の「ちょっとしたイタズラ」であったらしい。
 同居する両親は気づいていないわけではなかった。息子の病歴・性癖についても充分承知していた。だが「触らぬ神に祟りなし」とばかりに黙殺する日々がつづいていたのである。少年を解体している物音にも、故意に耳をふさいでいたと想定される。
 
ノートの最後のページにはこうある。
「金魚鉢に入ったあの子は、見ても見ても見飽きるということがない。ホルマリン漬けになったあの子は、生きてるときよりいっそう可愛い。親父たちがいるから、もったいないけど昼間は床下に隠す。でも隠す前には必ず「さよなら」を言うんだ。でも、別れのたび、つらい……」
 
その後林は殺人の興奮からか、あきらかな錯乱状態に陥りふたたび入院させられる。そこで彼は
「子供を殴った。血が出た。ナタで切った。ノコギリで切った。ホルマリン漬け、可愛い可愛い――」
 などとあらぬ方向を見て口走りつづけた。
 担当医師は、これはもしや本当に……と疑い、彼の家を捜索させてもらった。
 すると、彼の部屋の床下から5個の金魚鉢が発見されたのである。鉢には手足、首、胴体がそれぞれ入れられてホルマリンで満たされ、パテで厳重に封がしてあった。瞼を閉じた少年の頭部は、
「まだ夢をみてでもいるかのように」
 安らかであったという。
 林は精神異常により無罪とはならず、懲役10年の刑となった。



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (odies)
2017-11-29 13:00:44
この事件は知りませんでした。すごい事件ですね。
戦後の事件でもかなりの異常性がありますね。
あまりに狂気的で触れづらいのかな?
有名人の親に気を使っていたのかな?
服役後の消息もわからないようですね
すごいな~
返信する
Unknown (odies)
2017-11-29 13:22:45
検索していたらこんなの見つけました。
https://books.google.co.jp/books?id=3pRwDgAAQBAJ&pg=PA103&lpg=PA103&dq=%E6%9E%97%E9%82%A6%E5%A4%AA%E9%83%8E&source=bl&ots=CLV5xbkcon&sig=im8KLeFLGp-kP5qgAwqw_8EbJQg&hl=ja&sa=X&ved=0ahUKEwiolsrB8OLXAhXFWLwKHX0ZDGQQ6AEIYjAJ#v=onepage&q=%E6%9E%97%E9%82%A6%E5%A4%AA%E9%83%8E&f=false

「殺人評論」という本の中に林邦太郎を見つけたのですがその次の”名古屋連続ロリコン猥褻事件”の馬橋照彦という犯罪者の証言がなまなましいです。

しかしこの馬橋照彦さん検索してもでてきません。
返信する
odies様 (よしはら)
2017-11-30 10:23:16
ありがとございます
自分もすっかり忘れていたのですが
過去の記事に発見した事件
言葉とか関係性とか時代性がなかなかイイ感じですね。
ガイコクには多いのに日本には少ないとゆー書き方がありましたが
ガイコクの人口の方が多いので あたりまえです
名古屋連続ロリコン猥褻事件”の馬橋照彦
自分も調べてみます
返信する

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