すそ洗い 

R60
2006年5月からの記録
ナニをしているのかよくワカラナイ

かなり残念、映画版「シャカリキ」、台詞レベルで立ちごけ

2008年09月08日 | 映画・テレビ・動画

関西人ではない監督が、関西人ではない役者に関西弁を喋らせるべきではない

どーしてもその必然性があるなら、必ず方言指導者を立てなければいけない

もしくは役者さんがその自己責任において勉学すべきである

それをやらないんなら、もうそんな映画は最初から作るべきではない

方言を舐めてはいけない、最初の台詞を吐いた時点で映画の説得力がゼロになってしまうんだから

いくら自転車の練習をしても、言葉ひとつで全ての説得力が皆無になってしまうんだからもう遅い



映画版「シャカリキ」
http://www.shakariki-movie.com/

この題材は誰が撮っても、よっぽどの才能の無い方がよっぽどのチョンボをしない限りまいちがいなく感涙させられる作品にできるはずのガッチガチのセメントな題材なのに~

折角、泣かされること目当てに行ったのに~、とんでもなくトホホ

こんなに才能やセンスが無い方々がまだ日本映画界に巣食っておられるのかと思うと絶望的な気分にならせていただけます

ファーストシーンを見た時点で「あ、この監督(大野伸介とゆーのか)は才能が無い、センスが最悪(特に音楽を使うセンスが吐きそうに最悪)」と思って、全てを諦めパナソニックのクロモリフレームの美しい肢体を見ることだけにポイントを絞ろうと思いました

子供の顔の傷のメイク、台詞、やりとり、音楽、演出の全てが最悪

自転車で坂を登る際のあの重み、やり切れない重みだけはカメラワークで見事に表現できていたので余計にもったいないのです

ワイドショーの再現フィルム以下の演出レベル(必要最低限なこともできず、最悪なセンスを垂れ流すとゆー意味で)のシネマに来てしまったんだから諦めるしかない

でも原田泰造さんは頑張ってました。原田泰造は役者としてはいつも最高です。もっと見直されるべきです。こんな最低最悪の監督下においても、これだけの原田泰造レベルの仕事ができるのです サスガです。

中越典子(最近好き)さんともあろ~人がこんなヒドイ台詞なんて(この人も関西弁が全く喋れていない)、監督がボンクラなんだから彼女の自己責任でマスターして欲しかったなぁ~。あの関西弁は「寒い」を通り越してものすごい不快でした。この人舐めてるなって思いました。

遠藤雄弥君は惜しい、実に惜しい。こんなに原作に忠実なキャラなのに、ヤングな役者さんたちの中では稀有なキャラクターの持ち主なのに、「関西弁が喋れていない」とゆーだけで全てがゼロになってしまう、誰かがなんとかしてあげなと・・・ああ、もったいない。
「坂やぁ~」とゆーキーとなるべき台詞で全てが台無しなのです、悲しいのです


今夜の豊洲ららぽーとの映画館の最終回の集客数は自分を含めてわずか3名

熱ければイイってもんじゃないだろー、

原作は絵柄やコマ運び等最悪のセンスでかなり読む気を失せたんですが、あの極限なまでのキモチ悪いぐらいの熱さでガンガン引っ張られたんです(嫌な男に手篭めにされてるのにオマタべちょべちょに濡らしてる感じですか)、映画は耳も使うメディアなのでね、そーもいかんのんです、寒いもんは寒い

シャカリキ! (Vol.1) (ビッグコミックスワイド)
曽田 正人
小学館

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ただし自転車シーンは坂登りが苦手な自分には文句なしに美しい映画です ヤングの方々が美しいです、いいなぁ~て思いました

どーせならサイレント映画にすりゃ良かったんじゃないでしょうか

あとね南沢奈央さんがめっちゃくちゃ可愛いかったので、ある程度はこの映画許せたのも確かです


http://jp.youtube.com/watch?v=InhjtFn3I-M

救世主とはこーゆー人のことをゆーんですな

原田泰造さんと南沢奈央さんの最高殊勲賞であります

最後の方で泰造が息子役の青年にかける言葉がめっさよく、それに反応する息子役の青年の笑顔もめっさヨク・・・といい箇所もムリヤリ探せばあることはあります、ま、これぐらいのヨサは金払って映画館行ってるんだからフツーにアタリマエにあって当然のシーンなんですが

大野伸介とゆー奴が今後また映画を作ることがあれば二度と見ないように注意しょ~っと

この映画関係者並びに出演者の方々はこれでイイと思っておられるのでしょうか?
「自転車映画だからこんなもんでイイだろ?」的な感じなんでしょうか

これだから自転車映画ってなめられるんよね

しかししかし、パナソニックのクロモリフレームは美しいよー

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2 コメント

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Unknown (大熊です。)
2008-09-22 11:40:46
見に行ってきました...。
こちらのコメント読んだ後だったので行きたくなかったのですが...これもチャリ好きを自認する私としては行かずにおれないでしょう。これも修行です。坂と一緒です。
なんか小学校の時に見たドカベンの映画版のような、やるせなさと憤慨を覚えました。
これはいったい何なんですか?予算がないの?監督に才能がないの?
あの、漫画を映画版にした時によくある、酒を飲んだときの笑いのタネとしての価値しか無いでしょう、これは。
何かテルのキャラって漫画だからギリギリ許されるんですね。実写じゃ無理無理。ついて行けませ~ん。


.....でも、懺悔させて下さい.....。私、3回ほどウルッて来てしまいました.....。
歳を取るとね~。涙もろくなっちゃうのよね~。
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Unknown (gs)
2008-09-23 19:21:06
この映画も修行の一貫でしたか?これはキツイですね、生理的な嫌悪感を我慢するのはキツイっす。

予算云々よりプロデューサーのいい加減ぶりと監督のセンスの著しい欠如が原因としか考えられません。

それでもウルッときたんだから元が取れて良かったですね。自分は「ヤスコとケンジ」ごときに毎回泣かされておりましたが「シャカリキ」はムリだったですねー。金返して欲しいですねー
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