コーエン兄弟のオヤジ汁滴る関節技「バートン・フィンク」

Barton Fink (1991)

多分、僕の１０本指に入るお好きな映画、と言ってもあと９本は思い出せません

内容も忘れようとしても思い出せないのだと言ってみる、それではわからないので、本日何度目かの再視聴

まだ観てない人は何の予備知識も無しに視聴することをお勧めします。僕もコーエン兄弟のことも何も知らずにバートン・フィンクの顔ポスターになんとなく釣られて映画館に吸い込まれて、とんでもない思いをさせられて「ウキョキョキョキョキョ～」て鳴いてしまいました、これがコーエン初体験なんて幸せなワタシ、ウキョキョキョキョ～て鳴いてばかり



居付くことになったホテルが暑くてジトジトじめじめしていて、壁紙が剥がれて、糊がべトべト溶け出していて、虫に噛まれて

隣人さん、男臭くて、イイ人で、男気あって、イイ人で、プロレスが強い、イイ人で、スランプの作家の心の支え

オヤジ汁滴るイイ男たちが次々に登場、魂に滴るイイ台詞の連発。そんでもって、時折かましてくれるビックリするよーなカット割りとシーン変わりにビビらせられます、ワーワー言わされられます。でも何の映画なのかまだまだ掴めさせてもらえません。

http://www.youtube.com/watch?v=l_A7eW2lILc





突然起こるスリル＆サスペンス。

コーエン初体験者には心臓がひっくり返りそーになります。あれ？そんな映画だったのー？なんでそんな話の展開が考えられるのか不思議で不思議で、なんで？なんで？なんで？どこから話持ってこれるわけー？

ってなんでこのおっさん、エー？、エー？、そーなるわけー？、エー？





だからといってガレージパンクではないし、オヤジ汁滴る関節技にポキポキいわれられながら、高級感にも満腹になります。B級感はないA級エンタテーメントの質の良さとアンダーグラウンドな悪意がバッチバッチに決まっております。とにかくコーエン初体験者には心臓によくない。痺れ過ぎ。

そしてハズレ無しコーエン全作品への旅が始まるのでした

なんでこんな発想ができるのかワタシにはさっぱりわからないことばかりです

なんとなく「未来は今」に繋がっていくよーな・・・

すみません詳しい話は映画通の方々の賢い批評を参考にしてください

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おまけ

僕の１０本指
・悪魔のいけにえ
・レイジングブル
・イレイザーヘッド
・東海道四谷怪談（中川版）
・シャイニング
・バートンフィンク
・ゴッドファーザー
・鍵（市川版）
・太陽がいっぱい
・アンダルシアの犬

ブレブレの人生なので、その時々によってゆーことが変わりますが、今一生懸命思い出した限りではこんな感じじゃないでしょーか