10年前、ここ、粟鹿に引っ越してきた年に植えたオオグミの木が、順調に育ち、今年も沢山の赤い実を付けてくれた。
これまでは美味しくいただこうと、食べ頃に熟れてくるのを待っていたら、いつのまにか赤い実が消えて無くなっているというのが常であった。鳥たちが食べてしまうのだ。
それが今回はいつまでも無くならず、ぶら下がっている。お陰様で思いの丈、グミが食べられた。しかし、それを喜んでばかりいられない。鳥すら山村に少なくなっているとすれば一大事だ。
そう言えば、あのカラスさえ、最近は鳴き声がしなくなっている。朝からトンビとあんなに餌を取り合ってやかましく鳴いていたのに。その舞台は今や都会に移っているのか。生きものの世界も、人間のせいで住みにくい時代となっている。
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