433.ミロに関する批評について
年度末から年度初めにかけては、仕事がとても忙しいです。「超多忙」といっても良いような状態です。昨日の土曜日も平日同様に、きっちりと働きました。 ...
432.『四角形の歴史』赤瀬川原平について
すこし込み入った話から始めます。 先日、NHKのEテレで『おとなの学びシリーズ NHK心おどるあの人の本棚』という番組を見ました。すでにテキストも販売されているようで、8人の講師...
431.『パウル・ツェランと中国の天使』多和田葉子を読む
前回に続き、多和田葉子(たわだ・ようこ、1960 - )さんの作品を読んでみました。 この『パウル・ツェランと中国の天使』はとても変わった小説です。 前回の『文字移植(アルファ...
430.『文字移植(アルファベットの傷口)』多和田葉子について
今回は、いまから30年以上前に書かれた小説、『文字移植(アルファベットの傷口)』を取り上げます。 なぜ、いまこの本を取り上げるのかというと、ひとつには、たまたま私の手元に文庫版が...
429.『セザンヌ』ガスケを読む
ジョワシャン・ガスケ(Joachim Gasquet, 1873 - 1921)というフランスの詩人が書いた『セザンヌ』(岩波文庫)という本を知っていますか? 言うまでもなく、後...
428.『美学のプラクティス』星野太から「崇高」と絵画について考える
前回、前々回とアメリカの美術評論家グリーンバーグ(Clement Greenberg、 1909-1994)さんの「抽象表現主義以後」(1962)という有名なエッセイをとりあげまし...
427.「抽象表現主義以後」グリーンバーグについて、ロバータ・フラックとガース・ハドソン死去
アメリカのミュージシャン、ロバータ・フラック(Roberta Flack、1937 - 2025)さんが亡くなりました。 ...
426.『而今而後』「ホームレスについて」岡﨑乾二郎について
今回も、美術家の岡﨑乾二郎さんの批評選集『而今而後(ジコンジゴ) 批評のあとさき(岡﨑乾二郎批評選集 vol.2)』を取り上げます。 芸術に関するさまざまな話題に及ぶこの本ですが...
425.『而今而後』岡﨑乾二郎のジョット、春草論について
今回は、美術家の岡﨑乾二郎さんの批評選集『而今而後(ジコンジゴ) 批評のあとさき(岡﨑乾二郎批評選集 vol.2)』を取り上げます。 岡﨑さんは、作品の制作と批評と、高いレベルで...
424.「ミニマリズム」から「表現主義」へ 1983年『美術手帖』の記事より
私は今年の夏の「小田原ビエンナーレ」展に参加する予定です。 そして、そのパンフレットに1970年代から1980年代、それ以降の美術史に触れ、これからの美術の展望を書くことになって...