昨日まで行われたプロ野球セリーグのCS最終戦は、3連敗のあと崖っぷしからの3連勝という大逆転でジャイアンツが中日を下し、日本ハムとの日本シリーズに駒を進めた。
リーグでは、2位中日に10ゲーム余りの差をつけて圧倒的な強さを見せたチームも、短期決戦の難しさで危うく足元をすくわれるところであったが、強気の采配が功を奏しまさに天王山の最終戦に勝利した。
卓球においても、しばしば目にするしスポーツの世界ではよくあることなのである。
自分自身の現役時代にも、そして県や中学・高校チームを率いても何回となく経験したし、これからもおそらくあるだろうと思われるが、その度に一喜一憂するのである。
勝負の醍醐味と良いってしまえばそれまでだが、勝者は良いが敗者となった当事者や関係者にとっては終生忘れることがないくらいの大きな出来事なのである。
人間勝ちが見えてくると、もう勝ったと錯覚してしまったりもう直ぐだと勝ちを急いでしまうのである。
負けている側は、挽回に徹するだけであり精神的には怖いものはないので思い切ってプレーが出来る。
しかし、もう目の前に勝利がある側にとって、本当はここからがもう一つの勝負が始まるのである。
最後の1本まで気が抜けないのであり、技術のほかに精神面が大きく雌雄を決するからである。
*昨年の高校新人大会