先週滋賀県大津市で開催された全国高等学校選抜卓球大会でついに大野高校女子が準決勝まで進み輝く3位入賞を果たした。
このことは、岩手県高校卓球界始まって以来の快挙であり、全国ではあまり例のない地元岩手県出身者だけのチームなのである。
他の強豪チームは、総じて全国からの名選手の寄り集まりであり、それに中国からの留学生が加わるなど最近では大野のようなチーム構成は珍しいし、それだけに価値のある大きな大きな勲章なのである。
私も、決勝トーナメントの1回戦まで間近で応援をしていたが、松浦主将を中心に立花を含む5人が一団となりチームワーク良く自信を持って戦っていた。
そして、その裏には監督の細川健治先生が選手を良く掌握し、一人一人の持ち味を存分に引き出していた。
スタンドには、父兄やそのほかビップも応援に駆けつけていたし、大会の競技委員長である小坂先生もその役目を果たしつつ合間を縫って一大野高校の教員として暖かい眼差しを送っていた。
また、男子シングルス(2部)では高田高校1年の村上奨記選手が見事に優勝を成し遂げ、これまた県勢初の快挙であり特筆される素晴らしいものであった。
わが、女子シングルス(2部)の大船渡高校2年今野実紗季も5位入賞とこれまた実力を発揮し、岩手強しと被災地でも負けずに元気で頑張っていることを全国にアピールできたと思っている。
また、予選リーグで敗退した専北も大槻・皆川に繋がる選手が育ってくれば、全国でも充分に戦えることを窺わせていたので、今後の巻き返しに期待したい。
まさに今大会の高校選手たちの頑張りは、岩手の卓球界に大きな希望と勇気を与えてくれたし、これを弾みとして岩手国体に進んで行かなければならないと大きな刺激を受け田のである。
*開会宣言:小坂信彦(全国高等学校体育連盟卓球専門部理事長)
*向こう側に大野高大黒柱の高橋梓海選手、手前のベンチは優勝した希望が丘高校
*5位表彰の今野実紗季
*会場玄関前