3日間で開催された、第41回東北中学校卓球大会が終了した。
男女団体は、青森山田中が圧倒的な力を見せつけ男子は11連覇、女子も10連覇をなんなく成し遂げてしまった。
一方地元岩手県勢は、男子団体で花巻北が4位に入賞し嬉しい全国切符を手中にした。
猿沢は、2枚看板の大槻・皆川がシングルで2点取るもののその後が続かず、予選リーグの勝負どころの河北戦(山形)を落としたのが残念であった。 河北は3位に入賞したからなおさらのことであった。
初出場の巻堀は、健闘及ばず予選リーグ1勝3敗で敗退したがこの1勝はこれからの部活動に大きな1歩を刻んだものである。
*部旗などに混じって支援感謝の文字
女子は、期待の大野が実力を発揮して予選リーグの山場対河北戦(山形)を0-2の3番ダブルスも0-1から巻き返しての逆転勝ち、1-2から4番の松浦と5番の高橋が2台進行であったが、高橋は3-1で圧倒し松浦はセットオールの大激戦の末相手を下しリーグ1位通過を確実にした。
*逆転の口火
*大野の2枚看板高橋・松浦
リーグを2位で通過すると、全国をかけた準々決勝は各リーグの1位とあたることになりかなりきつい組合せとなる。現に2位通過であった宮古一は青森山田と当たり、石鳥谷も五所川原一に共に0-3と敗れたからである。
大野は、準決勝対五所川原三を3-2で下し準優勝を果たしたことは、県大会敗戦をバネに精進した成果とダブルスを組み替えるなどベンチワークも冴えて監督コーチの采配も見事であった。是非全国大会でも上位入賞を目標に頑張って欲しい。
個人戦は、男子が大槻が順調に全国切符を手にしたが、皆川は8決定で大接戦の末敗れ敗者復活戦に回ったがそのショックから良く立ち直り、決定戦では羽佳(青森山田)を3-1で下し全国大会出場権を勝ち取ったことは精神的にも素晴らしい戦いであった。
*第1シード皆川選手
そのほか、ベスト16入りした高橋(石鳥谷)と村上(高田一)も健闘したが後一歩のところで全国を阻まれたが今後の活躍に期待したい。
*健闘した須藤選手(豊間根中)、高校の先生がベンチに?親子鷹
女子では、高橋梓海(大野)が実力を遺憾なく発揮して3位入賞を果たした。
全国での活躍にも注目したい。
その他の選手については、なかなか力を発揮できないままに敗退した。
*今野実紗季(大船渡一)
*菅生美桜(花巻)
*金野里美(米崎)
その他には、男子個人戦で母親が大船渡一中出身で宮城県チャンピオンの佐藤悠樹(中新田)選手が全国切符のかかった8決定戦で圧倒的に不利な状態から不屈の精神を見せ、セットオールジュースの末に勝利したことは、スタンドからの大声援や家族を含め皆さんの後押しがあってからこその事だと思っている。佐藤選手の戦い振りは東北魂を見せた感動的な試合であった。
*佐藤選手とベンチコーチのお父さん
チームの応援を力にして勝利を手にしてくれた悠樹君の頑張りはみんなの心に響いたと思います。
全中での明日の個人戦では悔いの残らない試合をして欲しいです。
これからも宜しくお願い致します。
H23年8月18日