


●昨日は七夕!・・あいにくの雨で天の川は見えなかった。
飛ばない雀・・「オヤジ、短冊に何を書いたの? んっんっんっ・・」
栗ジイ・・・・「俳句や!・・」
飛ばない雀・・「俳句?・・ウソやろ?・・」
栗ジイ・・・・「たわけ雀、嘘では無い・・聞きたいか? んっんっ・・」
飛ばない雀・・「どうせ、いい加減なものやろ?・・けど、聞いたろか・・」
栗ジイ・・・・「心を落ち着けて聞くのじゃ!・・分かったか、ボケ雀・・」
飛ばない雀・・「ははっ・・栗様!・・・聞かせてクラサイませ・・・」
栗ジイ・・・・「コホン!・・七夕や、ああ七夕や、七夕や・・どや?」
飛ばない雀は、この時、腹を上にして気絶していた・・・そして雀が書いた願い事は、一度空を飛んでみたいと言う非常に非常識な、誰にも叶えられない願い事であった。